IOC副会長 東京五輪の大幅計画見直しに不快感
4年後の東京オリンピックの施設整備をめぐり、東京都の調査チームが、ボート競技の会場の都外への変更など、計画の大幅な見直しを小池知事に提案したことについて、IOC=国際オリンピック委員会の副会長が「信頼関係を壊すものだ」と述べ、不快感を示していたことがわかりました。
東京都の調査チームは先月29日、都が新たに整備するボートや水泳など3つの競技会場について、都外への変更などを含む大幅な見直しを小池知事に提案しました。
これについて、東京都と大会組織委員会は翌日の先月30日、IOCの副会長で、東京大会の準備状況を監督する調整委員会のジョン・コーツ委員長と緊急の電話会談を行いました。
東京都によりますと、この電話会談でコーツ委員長は「これまでの東京都の説明と異なり、信頼関係を壊すものだ」と述べ、不快感を示したうえで「東京大会の価値を大きく傷つける」などと指摘したということです。
競技会場の変更にはIOCの承認が必要で、小池知事は「IOCの信頼を失わない範囲でトライする価値はある」として、提案の実現に向けて取り組む考えですが、見通しは不透明な情勢です。
これについて、東京都と大会組織委員会は翌日の先月30日、IOCの副会長で、東京大会の準備状況を監督する調整委員会のジョン・コーツ委員長と緊急の電話会談を行いました。
東京都によりますと、この電話会談でコーツ委員長は「これまでの東京都の説明と異なり、信頼関係を壊すものだ」と述べ、不快感を示したうえで「東京大会の価値を大きく傷つける」などと指摘したということです。
競技会場の変更にはIOCの承認が必要で、小池知事は「IOCの信頼を失わない範囲でトライする価値はある」として、提案の実現に向けて取り組む考えですが、見通しは不透明な情勢です。