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はてな題詠「短歌の目」第11回9月振り返りながらも前に進め

短歌の目


先ずは、はてな題詠「短歌の目」再開おめでとうございます。

主宰の卯野(id:macchauno)さん、ありがとうございます。

再開のツイートに喜びよりもただ動揺していた私ですが、ここは私にとって原点のような大切な場所。参加しないわけにはいきません。

そして、集まった顔ぶれの嬉しい事。

初めましての方や、あれ?あの方はやらないのかな?等、いろいろですが、さあさあ、みんなも詠みましょ短歌。

 

tankanome.hateblo.jp

 

さて、ふりかえりましょ。

 

どスランプで詠めなくなっていましたが、題詠5首、テーマ詠が1首からでいいと変更になったのが、ホッとした要素でした。

更に「星」「吹」「川」は、ストックからの使い回しです。

つまり、他でボツになった歌をまた推敲したり、投稿しなかった歌から出しています。

 

 

 

 

1. 「星 」大地揺れ灯りの消えたふるさとを瞬きながら星が見ていた

はてな題詠「短歌の目」第11回9月 - w a k u r a b a

2.「 吹」 浜風に吹かれ眺める防波堤あの日の事はなにも語らず

はてな題詠「短歌の目」第11回9月 - w a k u r a b a

1と2は震災の歌です。被災地の歌はこれからもずっと詠むと思います。

 

 

3. 「はちみつ」(蜂蜜、ハチミツ) 森の中くまさんに出会い怒鳴られたこのハチミツは俺様のだ!と

はてな題詠「短歌の目」第11回9月 - w a k u r a b a

このお題は本当に苦しみました。苦し紛れの歌で本当に残念すぎる…

熊騒動とか環境破壊問題を絡ませたかったのに、出来なかった歌。

 

 

4.「 川」 傷ついてなお遡上する川魚の如し私の里帰りかな

はてな題詠「短歌の目」第11回9月 - w a k u r a b a

どこにも属せない哀しさ。

 

 

5. 「秋刀魚」 別れると騒ぎ続けて幾年月今年の秋刀魚も上手く焼けない

はてな題詠「短歌の目」第11回9月 - w a k u r a b a

何事でしょう(笑)秋刀魚がパリッと上手く焼けないんですよ。お店で食べます。

 

 

テーマ詠「秋」来年の手帳並べる文具店さっき今年が始まったのに

はてな題詠「短歌の目」第11回9月 - w a k u r a b a

大げさでなく本当にそんな感じ。お迎えが近いのでしょうか。

 

 

テーマ詠「秋」白芙蓉冷たい視線投げかける秘密の恋を諫めるように

はてな題詠「短歌の目」第11回9月 - w a k u r a b a

 9月の短歌ハッシュの時の、イノコヅチとオナモミでもそうでしたが

今回どうやら芙蓉(ふよう)と槿(むくげ)を混同していた私。

白芙蓉を白槿に変えてしまうのもなぁと思い、そのまま出しました。

この芙蓉槿問題(大げさ)に数日費やして、提出が遅れてしまったというこぼれ話。

 

こっちが槿。


f:id:tanpopotanpopo:20161003131526j:image

 

アオイ科の花は見分けづらいですが、芙蓉と槿は葉の形が違うのですって。

勉強したなぁ。

 

こぼれ話をもうひとつ。

 

「傷ついてなお遡上する川魚の如し私の里帰りかな」

と同時に

「居場所などもう無いと知る故郷にそれでも帰る私は鮭か」

と詠み、こちらの方を新聞に投稿したのですが、掲載されたそうです。

 

未だにスランプ中ではありますが、これを励みに頑張ります。

今後とも宜しくお願いいたします。