当ブログは、これまで積極的に『人と比べないこと』を伝えて来ました。
『人と比べないこと』は、当ブログのテーマである『脱貧困』にも重要だと考えているからです。
「こっちに比べて、あっちのほうがいい!」という青い鳥を探す生き方は、むちゃな消費につながります。
人の目を気にして、『バカにされたくない』という想いから、ブランドものを買ってしまう。お金がないのに、高い参加費の飲み会、パーティーに見栄をはって参加してしまう。
これらは、すべて、人と比べてしまう事で起きる衝動です。
だから、人と比べるという行為は無駄な消費を助長するという意味で、『脱貧困』の邪魔をする、と僕は考えているんですよ
この考え方は、そんなに間違ってはいないと思うんです。
しかし、こんな事を言うと、必ず相反する意見が出て来ます。
たとえば、こんな意見。
「人と比べるという気持ちがあるから、自分の中の競争心が刺激され、一生懸命に努力しようと思うんじゃないの?闘争心を消すような事を言うな」
こんなふうに怒る人もいるんじゃないでしょうか?
これは、一理あるんです。
確かに、人間は本来、怠け者です。ちょっと、油断するとすぐ手を抜きたくなる。
なので、あえて誰かと比べて、ライバルを作って、自分の中の闘争心を刺激するぐらいの事をしないと、人はやる気になったりしないのかもしれません。
きっと、「人と比べる事が必要だ」と、訴える人も上記のように考えたのでしょう。
実は、この考え方に僕は賛成です。読者の方はここで、「あれ?前半部分に書いた意見と違うんじゃないの?」と、つっこみたくなったかもしれない。
説明しましょう。
僕はある条件つきで、『人と比べることが自分をやる気にさせる原動力になる』という意見に賛成なんです。
じゃあ、その条件とは何か?ちょっと語らせてください。
切磋琢磨を意識する
その条件とは、切磋琢磨という感覚を忘れないということ。
もっと言うと、争いと切磋琢磨の違いをはっきりと理解しておく、という事なんです。
考えてみてください。
人と比べる事で悔しさというモチベーションを最大限に利用し、どんどん努力して行く。
そして、ライバルを倒しに行く。
しかし、単純に勝つだけが目的なら、ルールを守る必要はありません。
相手に嫌がらせをしたり、相手の弱みをみつけて攻撃すればいい。要するに、勝つために手段を選ばなければいいんです。そのほうが勝てる。
しかし、ここで、再びつっこみたくなった人がいると思うんです。
「それじゃ、意味ないじゃん、自分の実力でライバルを倒さないと面白くないだろ?」
もしこんなふうに思ったのなら、あなたにとって、ライバルは敵じゃない。同志です。
お互いに成長するために必要な同志だと思うんですよ。
僕は思うんです。
争う=敵
切磋琢磨=同志
もし、「人と比べること」をモチベーションにするのなら、この感覚を忘れちゃダメです。
もっと言うと、最初に書いた「こっちに比べて、あっちのほうがいい!」という想いから、見栄をはって、むちゃな消費をしてしまう人は、比べる相手が敵になっているんですよ。
言っておきますが、敵を倒そうとする行為は、やがて自分の身を滅ぼします
だからこそ、『争う』のではなく、『切磋琢磨』を意識する。忘れないようにしましょう。
ちなみに、この記事を書くきっかけになった記事があります。月100万PVを記録した人気ブロガー、姫姉様のこちらの記事↓
他人と比べる自分を止めたかったが失敗。嫉妬心と競争心との上手な付き合い方 - モテ貯金
同志の姫姉様に感謝、いつかブロガーとして追い抜いてみせる!
どうでしょうか?今、あなたがやっている事は『争い』ですか?切磋琢磨ですか?
ブロガーの皆さん、読者の皆さん、共に切磋琢磨して行こうではないか?!
俺達は敵じゃない、同志だ