豊洲市場問題 前市場長 “盛り土なく空洞”を認識
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豊洲市場をめぐる問題で、東京都の歴代の市場長のうち前の市場長が、地下に盛り土がなく空洞が設けられていたことを認識していたことが都の内部調査でわかりました。前市場長はNHKの取材に対し、「知っていたが、問題だとは思わなかった」と述べ、盛り土が行われていない事実を担当局のトップが認識していた実態が初めて明らかになりました。
豊洲市場の土壌汚染対策をめぐる問題では、都の内部調査の結果が30日午後にも公表される見通しです。
この問題に関わった歴代の5人の市場長のうち、土壌汚染対策が完了したおととしまでの2年間市場長を務めていた塚本直之氏が都の内部調査に対し、建物の地下に盛り土が行われず空洞が設けられていたことを認識していたと回答していたことがわかりました。
盛り土が行われていない事実を担当局のトップが認識していた実態が明らかになるのは初めてで、塚本前市場長は30日朝、NHKの取材に対し、「図面を見て知っていたが、問題だとは思わなかった」と述べています。
東京都は、当時のトップが事実を認識しながら適切な対応を取らなかったことなどが、問題が長期間放置された背景にあると見ています。
内部調査の結果は、30日午後、小池知事が記者会見で公表する見通しですが、盛り土を行わない方針をいつ、誰が決定したか特定できなかった内容を不十分としていて、問題の原因究明に向けた新たな対応を検討することにしています。
この問題に関わった歴代の5人の市場長のうち、土壌汚染対策が完了したおととしまでの2年間市場長を務めていた塚本直之氏が都の内部調査に対し、建物の地下に盛り土が行われず空洞が設けられていたことを認識していたと回答していたことがわかりました。
盛り土が行われていない事実を担当局のトップが認識していた実態が明らかになるのは初めてで、塚本前市場長は30日朝、NHKの取材に対し、「図面を見て知っていたが、問題だとは思わなかった」と述べています。
東京都は、当時のトップが事実を認識しながら適切な対応を取らなかったことなどが、問題が長期間放置された背景にあると見ています。
内部調査の結果は、30日午後、小池知事が記者会見で公表する見通しですが、盛り土を行わない方針をいつ、誰が決定したか特定できなかった内容を不十分としていて、問題の原因究明に向けた新たな対応を検討することにしています。