8月の有効求人倍率 1.37倍 前月と同じ

8月の有効求人倍率 1.37倍 前月と同じ
k10010712251_201609300901_201609300904.mp4
仕事を求めている人1人に対し企業から何人の求人があるかを示す、先月の有効求人倍率は、前の月と同じ1.37倍で、3か月連続ですべての都道府県で1倍を超えました。
厚生労働省によりますと、先月の有効求人倍率は、季節による変動要因を除いて1.37倍でした。これは前の月と同じで、3か月連続ですべての都道府県で1倍を超えました。

都道府県別で見ますと、東京都が最も高く2.01倍、次いで福井県が1.8倍、岡山県が1.66倍などとなっています。一方、最も低かったのは沖縄県で1倍、次いで鹿児島県で1.03倍、北海道で1.05倍でした。

また、新規の求人数は前の年の同じ時期と比べて8.8%増えました。これを産業別に見ますと、教育、学習支援業が12.3%、宿泊業、飲食サービス業が12.2%、医療、福祉が11.3%などとなっていて、すべての産業で増えています。

厚生労働省は「景気の緩やかな回復に伴って、幅広い産業で新規の求人数が増えているが、いわゆる人手不足と言われる産業では雇用のミスマッチが生じている可能性もあり、注視していく必要がある」としています。