NYダウ 大幅値下がり ドイツ銀行の経営不安影響

29日のニューヨーク株式市場は、ドイツ最大手の銀行の経営不安が金融システムに与える影響への警戒感から、売り注文が広がり、ダウ平均株価は195ドル値下がりしました。
29日のニューヨーク株式市場は、資本不足が懸念されているドイツ最大手の銀行「ドイツ銀行」の経営不安が金融システムに影響を与えることへの警戒感から、売り注文が広がりました。

このためダウ平均株価は、一時、前日より250ドル近く値下がりしました。
その後はいくぶん買い戻す動きも出て、結局ダウ平均株価は、前日より195ドル79セント安い、1万8143ドル45セントで取り引きを終えました。

市場関係者は「ドイツ銀行に加えて、ドイツの別の大手銀行が9000人を超える規模の人員削減策を発表したことも、金融関連の銘柄を売るきっかけとなった。ヨーロッパの金融機関の経営不安に投資家の関心が集まっている」と話しています。