注射針で女子中学生刺された事件 注射器所持の男逮捕

今月、千葉市で女子中学生が注射針のようなもので刺された事件で、警察は29日夕方、市内のコンビニエンスストアで注射器を持っていた55歳の男が事件に関わった疑いがあるとして、傷害の疑いで逮捕しました。調べに対し、男は容疑を否認しているということです。
この事件は今月27日、千葉市中央区で、中学1年生の女子生徒が男とすれ違いざまに右足の太ももを注射針のようなもので刺され、軽いけがをしたものです。
警察は傷害事件として捜査していたところ、29日夕方、パトロール中の警察官が、区内のコンビニエンスストアで女子生徒の目撃証言とよく似た背格好の男を見つけ、所持品を確認したところ、かばんの中に針のついた注射器を持っていたことなどから、事件に関わった疑いがあるとして、傷害の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは千葉市中央区の飲食店アルバイト、伊藤俊明容疑者(55)です。警察の調べに対し伊藤容疑者は「注射針で刺すようなことはしていない」と容疑を否認しているということです。
千葉市中央区では、今月25日と先月上旬にも「路上で注射器のようなものを持った男を見た」という通報が寄せられていたことから、警察が関連を調べています。