政党交付金300万円余り使途不明 富山
おととし、当時の民主党富山県連が党本部から受け取った政党交付金について、このうち300万円余りはポスターやチラシなどの印刷代として支払ったと報告されていましたが、実際には印刷会社に発注や支払いがされていない疑いがあることが会社への取材でわかりました。民進党富山県連は「現在、精査中」としています。
当時の民主党が総務省に提出した平成26年の富山県連の政党交付金に関する「使途報告書」によりますと、富山市と高岡市にある2つの印刷会社にポスターやチラシなどの印刷代として、合わせて9回にわたり400万5620円を支払ったと記載されています。
ところが、2つの会社によりますと、9回のうち6回分の合わせて302万3900円分については注文を受けた記録や代金を受け取った記録がないことが社内調査で確認されたということです。
それぞれの会社の社長や役員はいずれも「信じがたいという思いで、長年の取り引きの信頼関係が損なわれた」と話しています。
これについて、民進党富山県連の寺崎孝洋幹事長は、「政党交付金の使いみちについては現在、精査中の段階で、政務活動費に関する調査結果とともに、近く、臨時の常任幹事会などで報告できるようにしたい」と話しています。
ところが、2つの会社によりますと、9回のうち6回分の合わせて302万3900円分については注文を受けた記録や代金を受け取った記録がないことが社内調査で確認されたということです。
それぞれの会社の社長や役員はいずれも「信じがたいという思いで、長年の取り引きの信頼関係が損なわれた」と話しています。
これについて、民進党富山県連の寺崎孝洋幹事長は、「政党交付金の使いみちについては現在、精査中の段階で、政務活動費に関する調査結果とともに、近く、臨時の常任幹事会などで報告できるようにしたい」と話しています。