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政党交付金、新たに1087万円使途不明

 民進党富山県連が民主党時代も含め、政党交付金の使途等報告書に計上した印刷代に支払い実績がない問題で、新たに約1087万円分で業者との取引がなかったり、支払額が計上額より少額だったりすることが28日、分かった。既に判明している約374万円と合わせ、少なくとも約1462万円の架空・水増しの疑いが出てきた。元県連代表の高田一郎氏(69)=富山市議を辞職=は毎日新聞の取材に「県連の金庫でプールし、自治体選挙の資金に充てた」と不正を認めた。

     同報告書によると、新たに判明したのは富山市の印刷会社に関するもので、2010〜15年に計20回、チラシ代などの名目で857万6790円を支出したと記載していた。だが同社の男性社長は取材に対し「党関係者との面識も取引実績もない。領収書を渡したこともない」と証言した。

     また市内の別の印刷会社では、10〜15年の取引額が報告書記載の支出に比べて約230万円少なかった。

     高田氏は取材に対し「白紙の領収書をもらったかもしれない。やり方は先輩議員から受け継いだ。不正は自分一人だけじゃない」と話し、坂野裕一前代表(52)=県議辞職=の関与を示唆した。【古川宗、日向梓】

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