全国学力テストを学力底上げに 文科省が新たな対策へ

全国学力テストを学力底上げに 文科省が新たな対策へ
k10010712031_201609300509_201609300511.mp4
学力の底上げを図るため、文部科学省は、全国学力テストの結果で一定の水準に達しなかった子どもたちを特定したうえで、補習を行うなど新たな対策に取り組む方針です。
全国学力テストは、子どもの学力を把握し、授業の改善などにつなげるため、文部科学省が小学6年生と中学3年生を対象に行っています。
しかし、テストを始めてから10年がたち、都道府県の中には過度に正答率を競う傾向が見られることから、文部科学省は、このテストを通して学力の底上げにつながるよう、新たな対策に取り組む方針です。

具体的には、テストの結果が新たに設定される学力の水準に達しなかった子どもたちを特定したうえで、退職した教員などを活用して補習にあたるということです。さらに、テストの結果が書かれた個人票を子どもたちに返すとき、どこに学習上の課題があるかが詳細に分かるよう見直すということです。

文部科学省は今年度中にこれら新たな対策をまとめて、平成30年度の全国学力テストから実施することにしています。

この記事の関連ワード