韓国の電機・電子業界と自動車業界は、29日から31日まで開催されるショッピング・観光イベント「コリア・セール・フェスタ」に合わせて大々的な割引セールを実施する。「コリア・セール・フェスタ」は韓国産業通商資源部と文化体育観光部(いずれも省に相当)が主管する「韓国版ブラックフライデー」で、これまで主に流通企業を中心に行われてきたが、今年は電子・電機メーカーや自動車メーカーもこぞってセールを実施する。
サムスン電子は28日、セール期間に家電製品12品目を最低販売価格の53%まで割引して販売すると発表した。60型の超高精細度(UHD)テレビは最大で25%、冷蔵庫「ジッペルT9000」は最大で29%、ドラム式洗濯機「アドウォッシュ」は最大19%割引する。また、来月1日からはスマートフォン「ギャラクシーS6エッジプラス」を出荷価格から36%以上安い価格で販売する。
LG電子も人気の家電製品10品目36種を割引販売する。60型スーパーUHDテレビを40%引きの229万ウォン(約21万円)で販売するなど、高級テレビ8種類に10-40%の割引率を適用する。
現代自動車は22日から「ソナタ」「グレンジャー」「サンタフェ」を計5000台限定で5-10%引きで販売している。双竜自動車も来月9日まで、人気モデル「2016年型ティボリ」と「ティボリ・エアー」には5%、「コランド・ツーリスモ」には10%の割引率を適用する。また、「レクストンW」は5-10%引き、「コランドC」も5-10%引きなど先着順で合計1000人に割引特典を提供する。ルノー・サムスンは「SM3」「QM3」「SM6」の3種、計2000台を対象に3-10%引きの割引イベントを実施する。