妊活や不妊治療で妊娠しやすくなる方法を紹介しています。

妊活や不妊治療で妊娠しやすくなる方法

男性の妊娠適齢期(出産適齢期)とは

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男性の妊娠適齢期(出産適齢期)はあまり話題にならないですよね。

 

女性に妊娠適齢期(出産適齢期)があるのは有名ですが、男性にもこのような妊娠適齢期があるのをご存知でしょうか。明確ではないですが、意外と知らない人が多いようです。

 

具体的には卵子と受精するための精子が少なくなったり、運動率が低くなったりすれば妊娠に至る確率が減少するということです。

 

この男性の精子の状態の変化がいわゆる男性の妊娠適齢期(出産適齢期)と言われるものだと理解していいと思います。

 

男性の精子の数は減少する

2015y09m10d_212829532卵子と違って精子は老化しないですが、機能は衰えるようになってしまいます。

 

具体的には精巣機能の衰えによって、精子の数が減っていってしまいます。

 

さらに子宮の中で動くスピードに影響する運動率が低下していくなど、色々な弊害が出てきてしまいます。

 

さらに加齢よって性欲を司る「テストステロン」などのホルモン分泌量が減少することで、性欲が減退してしまって、セックスへの意欲が低下していってしまいます。

 

ちなみにこの性欲を司る「テストステロン」が減少し始めるのは25歳くらい頃からだと言われています。

 

こうして見ると男性の場合でも結構早い時期に妊娠に関する影響が出ているのが分かるのではないでしょうか。

妊娠活動に必要な生殖能力と適齢年齢とは

2015y09m10d_212934404男性の性欲が25歳の年齢から減退していくのはわかりましたが、男性の妊娠適齢期(出産適齢期)の年齢はいくつくらいまでなのでしょうか。

 

やはりリミット年齢がどれくらいなのか気になるところですよね。

 

男性の場合は40歳頃から精子の造成機能が衰えて、精子の質の低下が見られます。このことからも、男性の適齢年齢は40歳くらいまでと言われています。

 

よく若くてセックスをして普通に射精できていれば正常であり、妊娠させることができると思っている人も多いですが、妊娠活動ではその考えは甘いです。

 

そもそも普通に射精できるという「普通」とはどのようなものなのでしょうか?

 

男性が女性を妊娠させるための健康な精子の条件とはどのようなものなのでしょうか。

 

下記を参考にしてください。

 

妊娠させるための生殖能力の条件

    • 精液が1度に2ml以上
    • 精子の数が2000万以上
    • 精子の運動率が50%以上

 

上記のような条件があったりします。

ただこのようなことはぱっと見で分かるのは量くらいで、あとは詳しく分析してみないとわからないですよね。

 

つまりよく分からないということは、男性でも誰もが「不妊」の可能性があるということです。

 

男性の妊娠適齢年齢は精子の質だけの問題ではなく、その後に必要な経済的なことや体力的なことを考慮する必要があります。

 

そう考えると男性の場合には経済的なしがらみがあり、そのためにもできるだけ早めに将来を見据えた行動が必要になってくると言うことだと思います。

男性の高齢出産のデメリットとは

男性の高齢出産のデメリット

 

男性の高齢出産には不妊の可能性もありますが、それ以外にも色々なデメリットがあります。

 

父親の年齢が上がった状態での高齢出産では健康で元気のある精子が少なくなっているので、それなりに子どもにもデメリットが発生することがあります。

 

では具体的にどのようなデメリットがあるのでしょうか。

 

高齢出産の父親のデメリット

    • 自閉症や発達障害の可能性が高まる
    • 先天性疾患の可能性が高まる
    • 流産リスクが高まる

自閉症や発達障害の可能性が高まる

男性の高齢出産では自閉症や発達障害の可能性が高まることが、アメリカの大学の研究で判明しています。

 

こういったことは赤ちゃんの時から分かるものでもないですが、子どもが成長するとその発症率があがることがわかっているみたいです。

 

とは言ってもまだ詳しく判明していると言うわけではないですが、こういったリスクがあることを知っておくのは良いことだと思います。

 

いくつかある男性の高齢出産のデメリットですが結構大きな問題ですよね。

先天性疾患の可能性が高まる

男性の高齢出産では先天性疾患の可能性が高まるリスクがあります。

 

また小児ガンの発症可能性も男性の出産年齢が高くなると高まることがわかっています。

 

特に女児の場合には乳がん子宮頸がんの発症の確率が高くなるので注意が必要です。

 

基本的に男性の高齢出産では精子も衰えており、そのことによって遺伝子のエラーが発生する可能性も高まるので、体質的な問題が出てくる可能性は十分に考えられます。

流産リスクが高まる

男性の高齢出産では妊娠した女性の流産リスクも高くなることがわかっています。

 

つまり男性の精子の劣化による流産リスクと、女性の年齢による流産リスクがあるので、場合によっては通常よりも流産の可能性が相乗効果によって高まる可能性があるということになります。

 

具体的には40歳では20代の人の場合と比べると、流産の可能性が1.5倍にもなります。

 

女性の高齢出産には色々な問題やデメリットがあることが有名ですが、男性の高齢出産もそれに負けないくらい色々なデメリットがあるのがよくわかったのではないでしょうか。

 

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