岸田外相 中国人への数次ビザ 来月17日から緩和

岸田外相 中国人への数次ビザ 来月17日から緩和
岸田外務大臣は、日中関係をテーマにした会合であいさつし、両国間の交流を拡大するため、有効期間中は何度でも日本に入国できる「数次ビザ」について、有効期間の延長や発給要件の緩和などの措置を来月17日から始めることを明らかにしました。
岸田外務大臣は、27日午前、東京で開かれた日中関係をテーマにした会合であいさつし「日中間の懸案から目をそらすことなく、首脳や外相どうしが胸襟を開いて率直に意見交換し、さまざまなレベルで対話と協力をすることが重要だ」と述べました。そのうえで岸田大臣は、有効期間中は何度でも日本に入国できる「数次ビザ」について、最長5年の有効期間を10年に延長するとともに、発給対象者の要件を一部緩和することなどの措置を、来月17日から始めることを明らかにしました。

また岸田大臣は「年内に、日本で日中韓サミットが開催されるならば、李克強首相が訪日することになり、来年は中国が主催国になる。こうした機会は日中関係を改善し、軌道に乗せる絶好のチャンスだ」と述べ、対話や交流を重ね、日中関係を前進させていくことが重要だという考えを示しました。