国連安保理が決議採択 航空施設のテロ対策強化求める
国連の安全保障理事会は、このところ空港や航空機を狙ったテロが相次いでいることから、各国に航空施設の安全強化を求める決議を採択し、航空分野でもテロに取り組む決意を示しました。
世界では、ことしに入ってベルギーやトルコの空港でテロ攻撃があったほか、去年10月にはロシアの旅客機がテロ組織による犯行で墜落し、200人以上が死亡しています。
国連の安全保障理事会は22日会合を開き、こうしたテロによって世界の空の安全が脅かされていることに深刻な懸念を示したうえで、各国に航空施設の安全強化を求める決議を全会一致で採択しました。
具体的には、安全検査で乗客が手荷物として液体を機内に持ち込むことを制限するなど、ICAO=国際民間航空機関の定める基準に従うほか、航空会社に対しては、必要に応じて搭乗者の情報を当局と共有することなどを勧告しています。
国連安保理で航空施設の安全強化を求める決議が採択されたのは初めてだということで、提案国のイギリスのジョンソン外相は「この決議によって引き続き、空の自由と安全が確保されることになる」と述べ、その意義を強調しました。
国連の安全保障理事会は22日会合を開き、こうしたテロによって世界の空の安全が脅かされていることに深刻な懸念を示したうえで、各国に航空施設の安全強化を求める決議を全会一致で採択しました。
具体的には、安全検査で乗客が手荷物として液体を機内に持ち込むことを制限するなど、ICAO=国際民間航空機関の定める基準に従うほか、航空会社に対しては、必要に応じて搭乗者の情報を当局と共有することなどを勧告しています。
国連安保理で航空施設の安全強化を求める決議が採択されたのは初めてだということで、提案国のイギリスのジョンソン外相は「この決議によって引き続き、空の自由と安全が確保されることになる」と述べ、その意義を強調しました。