山下弘展
2016年9月29日00時38分
最大11・5ゲーム差を跳ね返した日本ハムが、パ・リーグの頂点に立った。6月から7月にかけて15連勝を記録し、4月から4カ月以上も首位を走り続けたソフトバンクにくらいついて、最終盤まで優勝争いを展開。大谷を始め、投手陣に故障が重なり、苦しいチーム状況が続くなかで9月の直接対決で2連勝。その後も、堅実に勝利を重ね、4年ぶり7度目の優勝をつかんだ。
曇り空の下で投手陣の練習が始まったころだった。「俺の妄想を聞いてくれる?」。7月5日、山形での楽天戦。栗山監督は吉井投手コーチに話しかけた。「僕も思っていました、と言ったんです」と吉井コーチ。守護神・増井の先発転向が決まった瞬間だ。
「うちはリリーフで勝つチーム」。栗山監督が掲げる大方針が前半戦、揺らいでいた。原因が増井。昨季は球団タイ記録の39セーブを打ち立てたが、3、4月と6月の防御率は7点台。フォークの軌道が安定せず、苦し紛れの直球が痛打されていた。6月20日、今季2度目の2軍落ち。この荒療治が吉と出る。
序盤は2球連続ボークなど、審…
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