中国の鉄鋼グループ統合を評価 さらに改革を 日中経協
中国を訪れている日中経済協会の訪問団の団長で新日鉄住金の宗岡正二会長が23日記者会見し、中国国有の2つの大手鉄鋼グループが経営統合する動きを評価したうえで、過剰生産の問題の解消に向けてさらに改革を進めるべきだという考えを示しました。
今月20日から北京を訪れている日中経済協会の訪問団は、23日までに主な日程を終え、訪問団の団長で新日鉄住金の宗岡会長が記者会見しました。
この中で宗岡会長は、上海に本社を置く宝鋼集団と湖北省武漢に本社を置く武漢鋼鉄集団が経営統合して、世界第2位の巨大鉄鋼メーカーが誕生することについて「中国を代表する大型製鉄会社の統合であり、この統合再編によって生産能力削減の大きな第一歩をきちっと踏み出したと考えている」と述べました。
そのうえで宗岡会長は「中国の鉄鋼メーカーの過剰な生産能力は、世界の中でも大きく、プールに鯨が飛び込んだような大きな影響を与えている」と述べ、過剰生産の問題の解消に向けて中国はさらに改革を進めるべきだという考えを示しました。
この中で宗岡会長は、上海に本社を置く宝鋼集団と湖北省武漢に本社を置く武漢鋼鉄集団が経営統合して、世界第2位の巨大鉄鋼メーカーが誕生することについて「中国を代表する大型製鉄会社の統合であり、この統合再編によって生産能力削減の大きな第一歩をきちっと踏み出したと考えている」と述べました。
そのうえで宗岡会長は「中国の鉄鋼メーカーの過剰な生産能力は、世界の中でも大きく、プールに鯨が飛び込んだような大きな影響を与えている」と述べ、過剰生産の問題の解消に向けて中国はさらに改革を進めるべきだという考えを示しました。