連続テレビ小説 とと姉ちゃん(154)「花山、常子に礼を言う」 2016.09.29


「あなたの暮し」2世紀第32号戦争中の暮らしを特集した最新号はついに100万部を超える発行部数を達成しました
(花山)ありがたいね。
我々の思いに共感してもらえた。
(常子)これでやっとゆっくりできますね。
ん?
(美子)またおうちに戻られるんですよね?まずはお体を治さないと。
次号があるだろう。
準備を始めんと。
安心しなさい。
決して無理はせんよ〜。
はい。
・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「真実にはならないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の花束を君に」・「涙色の花束を君に」
次号の出版に向けて編集部員たちは会社と花山家を行き来して仕事を進めていました
花山さんにどなられたんですね?
(扇田)分かります?
(島倉)私も昨日行ったら「やり直せ!」って。
(木立)僕なんか「辞めちまえ!」ですよ。
私も。
私もです。
(扇田)この会社入って何回花山さんにどなられたんだろう。
ちゃんと数かぞえておけばよかったな。
(島倉)だけど怒られるのも久しぶりだったから私は懐かしかったですね。
(木立)僕もですよ。
心のどこかでは「あなたの暮し」はこうでなくっちゃって。
(緑)確かにね。
(寿美子)今頃たまきさんもどなられてるのかしら。
(緑)そうかもしれないですね。
(たまき)ただいま戻りました。
(一同)お帰りなさい。
(木立)あ〜あ〜。
たまきちゃんも花山さんにどなられちゃったか。
(たまき)どなられた方がよっぽどよかったです。
(木立)えっ?花山さんの原稿を口述筆記してきたのですが今日はそれもつらそうで…。
うん…これでいい。
はい。
残りの原稿は来週の中頃にまたお持ちできると思います。
よろしいですか?ああ。
では来週またお邪魔しますね。
常子さん。
はい。
すまんがもう一つ筆記を頼みたい。
でも今日はもうお休みになった方が…。
平気だよ。
分かりました。
何の原稿ですか?あとがきをね…。
ああ…。
(ボタンを押す音)では。
ハァ…。
書き出しはそうだな…。
今まで「あなたの暮し」をご愛読下さった皆様へ。
私が死んだらねその時の号のあとがきに載せてほしいんだよ。
まだお元気なのに何をおっしゃってるんですか。
もうめったな事言わないで下さい。
人間誰だっていつ死ぬか分からない。
帰りに交通事故に遭って君が先に死ぬかもしれないよ。
書いてくれないか?常子さんにしか頼めない事だ。
分かりました。
ハァ…。
読者の皆様。
長い事「あなたの暮し」をご愛読下さりありがとうございます。
昭和22年の創刊以来27年たって部数が100万になりました。
これは皆様が一冊一冊を買ってくれたからです。
創刊当初から本当によい暮らしを作るために私たちがこの雑誌で掲げてきたのは庶民の旗です。
私たちの暮らしを大事にする一つ一つは力が弱いかもしれないぼろ布はぎれをつなぎ合わせた暮らしの旗です。
ハァ…。
世界で初めての庶民の旗。
それはどんな大きな力にも負けません。
戦争にだって負けやしません。
そんな旗をあげ続けられたのも一冊一冊を買って下さった読者の皆様のおかげです。
広告がないので買って下さらなかったらとても今日まで続ける事はできませんでした。
そして私たちの理想の雑誌も作れなかったと思います。
力いっぱい雑誌を作らせて下さり…。
ありがとうございました。
それに甘えてお願いがあります。
今まで「あなたの暮し」を読んだ事がない人1人にあなたが「あなたの暮し」をご紹介して下さり…ハァ…1人だけ新しい読者を増やして頂きたい。
それが私の…最後のお願いです。

(ボタンを押す音)あぁ…。
さあ…もう帰りなさい。
花山さん。
もし花山さんがいなくなったら…私どうしたらいいんですか…。
常子さん大丈夫だよ。
君はね…。
27年一緒にやってきて大体僕の考えと一緒だよ。
君の考えだけでやっていけるだろうけれど悩んだ時は君の肩に語りかけろ。
君に宿ってやるから。
「おい花山」。
「どうしたもんじゃろのぉ」と。
フフフ。
ハハ…。
フフフ…。
はい。
お邪魔致しました。
(三枝子)いえご苦労さまでした。
花山さん。
あなた寝ていませんと…。
うん。
これをね忘れていた。
次号の表紙だ。
すてきな人ですね。
初めて私の絵を見た時も君はそんな顔をしていた。
すてきな家ですね。
常子さん。
どうもありがとう。
嫌だわ花山さん。
また来ますね。

(戸を閉める音)
(三枝子)さああなた…。
ああ。

(風の音)2016/09/29(木) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 とと姉ちゃん(154)「花山、常子に礼を言う」[解][字][デ][再]

戦争特集号は過去最高の売上を記録し、100万部を突破。そして、昭和49年冬。花山(唐沢寿明)は、常子(高畑充希)に口述筆記を依頼する。それはまるで遺書のようで…

詳細情報
番組内容
戦争特集号の『あなたの暮し』は過去最高の売上を記録し、ついに念願の100万部を突破する。満足気に読者からの手紙を読む花山(唐沢寿明)に、常子(高畑充希)は体調を整えるよう伝える。そして、昭和49年冬。花山は口述筆記が多くなっていた。ある日、常子が原稿を取りに行くと、最後の一行が足りないことに気づく。不思議に思っている常子に、あとがきを花山が依頼する。その文章は、まるで読者に向けた遺書のようで…。
出演者
【出演】高畑充希,相楽樹,杉咲花,伊藤淳史,奥貫薫,唐沢寿明,吉本実憂,【語り】檀ふみ
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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