ずいぶん更新滞っててすみません(;’∀’)
ちゃんと書こうとすると背伸びしてる状態になるんでしょうね。
難しく考えてしまって書けない・・・
なので諦めて書こうと思います(笑)
わかりにくかったらごめんなさいm(__)m
(前回の記事は→「7)アトピーの原因と対策(食事編2)~脱ステ準備に貧血解消は必須」)
さて、今回はエネルギー代謝についてなんですが、
「アトピーにエネルギー代謝って関係あるの?」ってところですよね。
大ありですよ(笑) 少なくともわたしはそう思ってます。
というより、わたしは、
ここにこだわり続けてアトピー改善を目指してここまできたんです。
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エネルギー代謝って生命維持の根幹だと思います。
というか、エネルギー産生がうまくいかないと生命活動を維持できないから死んでしまいます。正常な細胞ができるとも思えないし。
逆をいうと、ここにこだわりまくれば、アトピー改善のための細胞の代謝がうまくいくはずなんです。
運動や熱や化学反応にもエネルギーが要ります。
このエネルギーをうまく作っていこうではありませんか(笑)
さて、なるべく簡単に・・と思ってますが、まずは五大栄養素を思い出してください。
糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル ですよね?
このうちエネルギーになりうる栄養素はどれでしょうか?
答えは、糖質・タンパク質・脂質が、エネルギーの原材料です。
ビタミン・ミネラルはエネルギーにはなりませんが、糖質・タンパク質・脂質をエネルギーに変換する化学反応に必要になります。
エネルギーを産生する方法は、大きく分けて2つあります。
酸素を使わない方法と、酸素を使う方法です。
酸素を使う方法は2つあります。
【酸素を使わない方法】とは、『嫌気的解糖』と呼ばれます。
この方法は、ブドウ糖(糖質)を酸素を使わずにエネルギーに変える方法です。
画像の上半分です。かなりザックリした図なんですが。。ww
ブドウ糖が最終的にピルビン酸という物質に変換されるのですが、この間に9~10回もの化学反応が行われます。
この化学反応にビタミン・ミネラルが必要なんです。
特にビタミンB群とマグネシウム(Mg)なんです。
ちょっと脱線しますが、ビタミンB群は、腸内細菌が産生してくれるビタミンです。もちろん食物からも摂取しますが、腸内細菌に頼ってる部分は大きいです。
現代人は抗生物質や過度の衛生環境で腸内細菌は弱いと思います。ということはVB群、十分に産生されているでしょうか…?
Mgも塩化ナトリウム99%の化学塩を食べていて摂取できるものでしょうか…?
外食産業では安い化学塩が使われていると思います。
きちんと細胞が働ける環境は整っているのでしょうか・・?
話を戻します。
嫌気的解糖では、最終的にピルビン酸という物質が出来上がりますが、このピルビン酸は次に「アセチルCoA」という物質に変換されます。
が!
ここでも、化学反応を助けるビタミン・ミネラルがないと、アセチルCoAになるはずが「乳酸」となってしまいます。
乳酸は酸性物質なので、これが溜まりすぎると、細胞は酸性に傾きます。
果たして、至適pHよりも酸性になってしまって細胞は元気に働けるでしょうかね?
このへんが、「砂糖を摂ると血液が酸性になる」と言われる所以なのかなーと思いますが、血液は酸性になりません(笑)
酸性になるのは細胞で、血液はそう簡単に酸性にはなりません。
ピルビン酸がアセチルCoAに変換できたとなると、ここから先は【酸素を使う方法】となります。(画像の下半分)
これは『クエン酸回路』と呼ばれます。
アセチルCoAが化学反応で、次にクエン酸になります。
このクエン酸が次々と化学反応を起こしてエネルギーを作り出すのです。
『嫌気的解糖』を進むのは主にブドウ糖(糖質)ですが、
このクエン酸回路では、ブドウ糖が変換されてきたピルビン酸も回りますし、タンパク質も脂肪酸も、主にこのクエン酸回路をまわってエネルギーに変えられます。
このクエン酸回路は、細胞内にあるミトコンドリアという場所で行われています。
ここでの反応も、ビタミン・ミネラルがたくさん消費されます。
そして次に『電子伝達系』というエネルギー産生方法があります。
同じくミトコンドリアで行われている反応で、クエン酸回路の反応が進む間に産生されたH⁺の移動が起こることでエネルギーが作られます。
ここでは特にミネラルの鉄が不足していると十分な反応が得られません。
(だから貧血だとやばいよーー)
そして大事なのが、各エネルギー産生方法で、どのくらいのエネルギーができるのか?というところです。
エネルギーというのは、『ATP』という化学物質のことです。
一分子のブドウ糖が、
- 『嫌気的解糖』で2ATP
- 『クエン酸回路』で2ATP
- 『電子伝達系』で34ATP
が作られます。
お気づきになりましたか?
『電子伝達系』で作られるエネルギーがやたら多いことに(笑)
体温維持にも、このATPが必要なので、体温を上げたいなら『電子伝達系』を使うことが必須。(ちなみに解糖系は細胞内基質(ミトコンドリア外)で行われています)
→ということは、タンパク質や脂質をきちんと摂ってミトコンドリアを活性化することはとっても大事です。(他には運動などでミトコンドリアは活性化する)
菜食の、低タンパク質・低脂質・高糖質では、『嫌気的解糖』に比重が大きく、非効率的なエネルギー産生になるかと思います。
これに代謝に必要なビタミン・ミネラルが足りてないと、乳酸が溜まって細胞の環境(pH)が悪くなり、ますます細胞が働けなくなってしまいます。
(ちなみにビタミンミネラルといえば野菜というのが通常のイメージかと思いますが、ビタミンミネラル多いのは動物性食品です)
しかも、このエネルギー産生で使われる脂肪酸は、「飽和脂肪酸」と「一価不飽和脂肪酸」です。→要は、動物性脂肪とオリーブオイルに多いオレイン酸
リノール酸は使われません。(全くではないのかもしれないけど)
植物油をバンバン使っていると、エネルギーとして変換されないばかりか、リノール酸はアラキドン酸に変換されるので、(アトピーの炎症反応である)アラキドン酸カスケードという炎症の流れに入りやすくなるはずです。
ここが菜食や、調理油として植物油を使うことがダメだと思った決定的なところです。
菜食系やってて「冷える~」と思ってるなら見直したほうがいいかと思います・・冷え取り靴下履く前に・・・
でも、今まで低たんぱく質食だったのなら、いきなりタンパク質は増やせません。
消化能力がすごーーく落ちてるはずなので、未消化タンパク質となり腸内環境が悪化するし、腸粘膜がボロボロだと血中に入り込み炎症の元になると思います。
(ちょっと参考になるかも→「消化酵素を摂ってます~未消化タンパク質を減らす」)
そして流行り?(もうピークは過ぎてると思いますが)の断糖肉食は、過去にわたしもやってましたがすすめません。(断糖肉食とは、糖質の摂取量を限りなくゼロを目指す食事)
説明した各エネルギー産生方法は、ひとつひとつが独立しているのではなく、つながっています。(画像のとおりです。電子伝達系はかかれてないけど…)
化学反応を起こすのに、ビタミン・ミネラルを消費しますが、次やその先の反応を起こすための栄養素を作り出してもいます。
なので嫌気的解糖を使うことも大事だと考えています。
嫌気的解糖は着火材的な役割です。
それに糖質ゼロの肉食だと、逆に胃酸分泌が抑えられて消化吸収できず、貧血になるという本末転倒なことも起こりかねないです・・(詳しいことは省略・・)
糖質量は1日最低130gは必要ですね。
ここの内容は、ナントカ先生の書いたアトピー(または健康)に関する本を参考にしているのではなく、
人体の仕組みが書かれた生化学の本を読んで勉強しています。これには事実しか書いてないですから。
例えば、肉食系糖質制限では「ケトン体」は安全なものだと言われますが、下記の生化学の本には、
【ケトン体は酸性物質で、血中に溜まりすぎると、血液のpHが酸性に傾いてしまい、あんばい良くないですね。はなはだしいときは、意識を失うこともあります。】
と書かれています。
さて、本当のところはどうなのでしょうか?
ナントカ先生の書いた健康についての本というものは、その先生の独自の考えが書かれていることこあにります。(それが悪いということではないし、いいということでもない)
事実を理解していると、その本の内容にひっかかりを感じることがでてきます。そういうときに基本に立ち返って考えることは大事だと思います。
ともあれ、正常なエネルギー代謝が行われれば、最終的に「水」と「二酸化炭素」に分解されます。
そうなると自然に排出されるのはイメージできるかと思います。
アトピーに直接関係することではなく回りくどいですが、エネルギー代謝を正常化させることは、健康をベースアップします。
わたしは現代の、ビタミンミネラルが少ない野菜や、ミネラルの含まれない化学塩の使用、植物油の多用、糖質過剰、タンパク質の不足など、が日常的な生活習慣となっているため、慢性疾患を抱えるベースになっていると思います。
もちろん、これを邪魔する食品添加物もそうです。
↓これを元に食事内容を考えるのが一番早道かなーと思います。
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