懐かしのアップルロゴを象ったBluetoothコントローラー『AP40』のクラウドファンディングが始まっています。
周辺機器メーカーの 8Bitdoが KickStarterにおいて実施しているプロジェクト。スタートからわずか2日で目標額12万ドル(約1207万円)のうち9万ドル(約906万円)を集める人気を博しています。
現代のゲーム機やスマートフォンで使えるだけでなく、懐かしのApple IIに接続するためのアダプタも用意している点が特徴的です。
AP40は、アップル設立40周年と、その原点たる旧リンゴロゴにインスパイアされたというワイヤレスコントローラー。
ボディは七色に彩られており、USBポートに『Leaf』(葉っぱ)と呼ばれる保護用シリコン製プラグを刺したさまは、まさに懐かしのアップルロゴのようです。
使用しない時に立てかけておくスタンドはApple IIをイメージしたもので、Limited Editionは同機のフロッピードライブユニットを象った箱に入っている......と、隅々までアップルへのリスペクトに溢れています。
サイズは幅132mm×高さ64mm×奥行き15mm。2本のアナログスティックとデジタルパッド1つ、4+2ボタンと4つのショルダーボタンを備えており、ゲーム機やスマートフォンとBluetoothで接続し、連続10時間稼働できます。
iOS、Android、Windows、Wii、PS3といった現行機に加え、 Apple II/IIc用アダプタ Retro Receiver for Apple II/IIcがあれば、懐かしの名機で「AP40」やBluetooth接続のワイヤレスコントローラーを使えます。
AP40と Retro Receiver for Apple II/IIcは、いずれも380香港ドル(約4900円)の出資で入手可能。535香港ドル(約6900円)ではAP40の本体とApple II型スタンドがフロッピードライブユニット風の箱に入った Limited Editionが手に入ります。
AP40とRetro Receiver for Apple II/IIcの両方を入手するには、659香港ドル(約8600円)の出資が必要。
このうち、Limited Editionはアップルの設立年にちなんだとみられる"1976個"限定です。
出荷は2017年1月頃を予定していますが、クラウドファンディングという性格上、万一の場合は出荷に漕ぎつけられない可能性があります。
8BitdoはスーパーファミコンにPS4やWiiのワイヤレスコントローラーを接続できるアダプター RETRO RECEIVER FOR SNESなどで知られる周辺機器メーカーです。Retro Receiver For Apple IIcはAP40だけでなく同社の様々なワイヤレスコントローラーにも対応しており、Apple IIcの実機を持っている人は最新コントローラーで懐かしのゲームを遊んでみるのも面白いのではないでしょうか。
また、日本でもPC-9801が未来技術遺産に登録されるなど、懐かしのパソコンに注目が集まっていますので、今後はぜひともこうした日本パソコンリスペクトのコントローラー&スタンドをお願いしたいところです。