ビタミンCフラッシュ(Ascorbic Flush) について |
まず、最初に・・ビタミンCには、細菌感染やアレルゲン他汚染物質から体を守ったり、損傷組織の治癒を早めるなどの作用があることから、一時的に体が耐えうる最大量のビタミンCを体内に送り込んで、体に悪いものを“流し出して”しまおうという、【アスコルビン酸フラシュ】というホリスティック療法があります。 ビタミンCフラッシュには、いくつかの実践方法があり、一般的によく知られる方法としては、ビタミンC1000mgを溶かした水を30分おきに飲み、下痢が発生するまでの摂取量から1000mgを引いた量を、その後、4時間おきに1〜2日間摂取。これを1ヶ月に1度繰り返すという方法(Prescription for Nutritional Healing)。 この方法は、体になんのトラブルもない方が、健康維持のためにおこなうためにはいいのですが、半病人であったり、なんらかのトラブルを抱えている人の場合、下痢を起こすまでに時間があまりにもかかりすぎること、また、下痢を起こした後の摂取量が超多量になるということなどから、PERQUE LLCが勧める、15分おきに1500mgか3000mgを摂取していくというビタミンCフラッシュの実践法を、ここではご紹介したいと思います。なお、一時的ではありますが、多量のビタミンCを摂取しますので、病院通いをしている方、お薬を処方されている方などは、かならず担当医と相談してから実行するようにしてください。 どのような、ビタミンCを選べばいい?カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛(各ascorbate mineral)を適切なバランスで含む、100% l-ascorbateの【バッファードビタミンC】か【エスターC】を使用するのがベストです。(※ウルトラCエスターには、これらミネラルは含まれていません) ビタミンCフラッシュの実践方法は?その日の内に下痢の発生をみるように、朝おきてすぐの空腹時にスタート。通常は、数時間で下痢を起こしますが、お体の状況により、それ以上の時間がかかるケースもあります。丸一日外出をしなくてもいい日を選び、実践するようにしてください。 小さじ半分(1.5g)のビタミンCを60ml以上の水(室温)で溶いたものを1回の摂取量とします。何杯摂取したかは、かならず記録しておいてください。下痢を起こすまでにどれだけのCが必要かは、あなたの体がどれだけ早くビタミンCを使い切るかによります。
ビタミンCフラッシュ後の日常摂取低下した健康レベルの早期向上をめざしビタミンCフラッシュを繰り返しておこなう 場合、フラッシュとフラッシュの間は、下痢を起こすのに必要であったビタミンCの75%の量を継続的に摂取するようにします。たとえば、40g必要であった人であれば日々30gの摂取ということです。(これは、ビタミン療法として専門医の指導に従ってください) 健康維持の場合、下痢を起こすのに必要であったビタミンCの75%の量が3000mg以上であれば、その量を1〜2日つづけ、その後は、1日2000mg前後の摂取を心がけます。この時摂取するビタミンCは、どのようなものを選んでもかまいませんが、ウルトラCエスターがおすすめ。ご自分の必要量を1日に2〜4回に分けて摂るようにします。 ※なお、1日2000mgを超えてビタミンCを摂取する場合、一緒に、ビタミンE(天然、d-αトコフェロール)を200IUプラスするようにしてください。 ビタミンC必要量の変化健康レベルが向上してくるとビタミンCは体内でより効率よく使われるようになり、結果を得るための必要量が減少してきます。体が必要としているビタミンCが減ると、それまでと同量の摂取をしていても、便が柔らかくなります。これは、より効率よくビタミンCが体内で利用されるようになり、体の必要量が減少したことをあらわします。この時こそ、多量摂取を少しずつ減らしていくべきタイミングです。ビタミンCフラッシュの実践を通じて、体の反応をよりよく理解できるようになると、ご自分の体のビタミンC要求量や、どのタイミングで、再度フラッシュを実践すべきかなども、自然にわかるようになってくるはずです。 摂取量の計算のヒント下痢を起こすまでに必要な摂取量を計算
ビタミンCフラッシュの結果多くの実践者が、「フラッシュのあと、健康状態が飛躍的に向上した」と報告しています。これは、最初はほんの一時的に続く効果ですが、長期的な改善のサインでもあります。体内から毒素が排泄され、ビタミンCの作用で体が活力を取り戻すと、より長い期間、体調の良い状態が続くようになってきます。 ビタミンCフラッシュの再実践疾病を抱えている人の場合、最も早い治癒のためには、一週間に一度の実践が勧められています。ご自分の体に必要な頻度での選択が必要です。体内修復のためのビタミンC必要量はビタミンC量が体内で一定のレベルにまで保たれるまで増えます。どのくらいの頻度でフラッシュを繰り返すべきか、栄養療法に詳しい医師とご相談ください。 ビタミンCフラッシュをする上での注意点ほかビタミンC摂取のたびに十分な水分摂取を心がけてください。上記の方法を参考にしていただければ、下痢による水分や電解質の損失を防ぐことになります。「お腹が張る」、「ガスがたまる」などを訴える人もいますが、その多くの場合、ビタミンCを溶かす水分が少なすぎるか、結果を出すことを急ぐあまり摂取量を守っていないケースです。水は、室温がベストです。まれにですが、「足がつる」という人がいますが、これも、ビタミンCを溶かす水分が少なすぎるか、あるいは、マグネシウムなどの含まれないビタミンCを使用して実行した場合です。 補足
(“How to do an Ascorbate (Vitamin C) Calibration Protocol (“C Flush”) to determine
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※ | 最初の4回(つまり、1時間)でお腹がゴロゴロしてこなかったら、5回目からは、その前の倍量のCを摂ることになります。すこぶる健康な人であれば、最初の1時間で、6g摂取。次に1時間で12g(計18g)ですから、せいぜい2〜3時間で下痢をみることになります。 フラッシュ後の食事についても、とくに注意はありませんが、せっかく毒素を流し出しているのに、体に毒になるものを摂取するということは、当然のことながら、避けるべきですね。 |
2000mg以上のCを摂る場合にはビタミンEが必須とのことですが、フラッシュ時にもビタミンEは摂取すべきですか?
「2000mg以上のCを摂る場合にはビタミンEが必須」とは、通常の継続摂取においての記述です。フラッシュはあくまでも短時間におこなうものですから、該当しません。
フラッシュ後、ウルトラCエスターを摂っていく場合、1粒何ミリグラムの計算ですか?
1粒300mgの計算です。