ロッテ会長の逮捕状請求棄却=「必要性の認定困難」−ソウル地裁

 【ソウル時事】韓国のソウル中央地裁は29日、ロッテグループ創業者、重光武雄(韓国名・辛格浩)氏(93)の次男で韓国ロッテ会長の昭夫(同・辛東彬)氏(61)に対する背任・横領容疑の逮捕状請求を棄却した。
 地裁の担当判事は「捜査の内容や経過、主要犯罪の嫌疑について法理上、論争の余地があることなどを考慮すると、拘束の必要性を認定するのは難しい」と説明した。
 昭夫氏は記者団に対し、「心配をお掛けし申し訳ない。われわれのグループには至らない部分が多いと思う。私が責任を持って改めていく」と語った。