OPEC 事実上の減産で合意
欧米のメディアによりますと、OPEC=石油輸出国機構は、アルジェリアで開いた非公式の会合で、原油価格の上昇に向けて、加盟国の生産量の上限を1日当たり3250万バレルから3300万バレルとする事実上の減産で合意し、原油価格が上昇に転じるのか注目されます。
OPECは、原油価格の回復が頭打ちとなる中、対応を協議するため、28日、アルジェリアの首都アルジェで、非公式の会合を開きました。
その結果、原油価格の上昇に向け、加盟国の生産量の上限を1日当たり3250万バレルから3300万バレルとすることで合意しました。
OPECの加盟国のこのところの生産量は、1日当たり3300万バレルを超えていて、今回の生産量の上限は、事実上の減産となります。
OPECの減産決定は、世界的な景気悪化で需要が減少していた2008年12月以来、およそ7年9か月ぶりです。原油の生産調整をめぐっては、ことし4月にサウジアラビアやロシアなど主要な産油国が、中東のカタールで増産の凍結について協議したものの、合意に至らなかったほか、6月のOPECの総会でも、サウジアラビアとイランの意見が対立し、合意に失敗していました。原油価格は、ニューヨーク市場でことし2月におよそ12年9か月ぶりの安値をつけたあと、いくぶん持ち直しましたが、このところは供給過剰への警戒感もあって、1バレル=40ドル台で一進一退の値動きを続けていて、今回の合意で原油価格が上昇に転じるのか注目されます。
その結果、原油価格の上昇に向け、加盟国の生産量の上限を1日当たり3250万バレルから3300万バレルとすることで合意しました。
OPECの加盟国のこのところの生産量は、1日当たり3300万バレルを超えていて、今回の生産量の上限は、事実上の減産となります。
OPECの減産決定は、世界的な景気悪化で需要が減少していた2008年12月以来、およそ7年9か月ぶりです。原油の生産調整をめぐっては、ことし4月にサウジアラビアやロシアなど主要な産油国が、中東のカタールで増産の凍結について協議したものの、合意に至らなかったほか、6月のOPECの総会でも、サウジアラビアとイランの意見が対立し、合意に失敗していました。原油価格は、ニューヨーク市場でことし2月におよそ12年9か月ぶりの安値をつけたあと、いくぶん持ち直しましたが、このところは供給過剰への警戒感もあって、1バレル=40ドル台で一進一退の値動きを続けていて、今回の合意で原油価格が上昇に転じるのか注目されます。