「謝れない男」長谷川豊氏が「自業自得の人工透析患者」を「殺せ!」と煽ったブログから「殺せ!」を削除も、「悪意を持って拡散された」と謝罪もせず他人に責任転嫁!「無断コピペ」も当事者に謝罪なく削除

記事公開日:2016.9.29 テキスト
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(佐々木隼也、記事構成:岩上安身)

※公共性に鑑み、ただいま全編特別公開中!

 人工透析患者に対し、「自業自得の理由」で透析を受けている人間は「殺せ!」と自身のブログで暴論を展開し、ネット上を「炎上」させている元フジテレビアナウンサーで現フリーアナウンサーの長谷川豊氏。長谷川氏は、9月25日、問題となった記事タイトルから「殺せ!」という文言を削除した。しかし「殺せ!」という表現の問題性に気付いたのかといえば、そうではない。

 この問題の記事を掲載したあとも、悪びれる様子もなく、他人に責任をなすりつける自己弁護と自己正当化の「反論」を次々と繰り出している。

【長谷川氏の当該記事】

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(元タイトルは「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!」)

「謝れない男」長谷川豊氏、まるで築地移転問題で責任転嫁する石原慎太郎氏の見苦しさと瓜二つ!

 長谷川氏は、記事タイトルを変更した理由について、記事の中で、「本コラムのタイトルなどが、悪意を持って拡散され、真面目に治療を受け、本当に苦しんでいる透析患者の方々の気分を害するような拡散がされていることを受け、タイトルを変更しています」などとしている。

 「殺せ!」という文言ではなく、それを「悪意を持って拡散された」ことが問題だと言わんばかりの主張だ。

 そもそも、そのタイトルを書いたのは誰なのか。長谷川氏本人ではないか。「悪意をもって拡散された」ではなく、「悪意を持って書いた私のタイトルがそのまま拡散された」と正確に書くべきであろう。

 この「自分は少しも悪くない」「悪いのは皆、他の人間」という責任転嫁のあつかましさは、築地市場の移転先の豊洲が問題だらけであることが判明するや、その責任を片っ端から他人のせいにしている石原慎太郎氏の見苦しさ、醜悪さとそっくりである。

「自分のミス」と反省めいた言辞を口にするも、「どんな読解力をされているのですか?」と再び挑発!

 長谷川氏は、25日に掲載されたJ-CASTニュースの取材でも、以下のように言い訳をしている。

 「タイトルだけ見て誤読されることも、悪用されることも予測しきれなかったのは完全に僕のミスです。いつもどおり『長谷川またふざけたこと言ってるよ』って拡散してもらおうと思ったら、多くの人に迷惑をかけてしまった」

 ここで、「誤読」を「予測しきれなかった」のは「完全に僕のミス」であると、「殺せ」と書いた自分の非をストレートには頑として認めていないものの、受け手に与える印象を配慮しなかった点については、「反省」めいた言辞を口にしている。

 石原慎太郎氏と同じく、長谷川氏は潔く「謝る」ということができない。そうした根本的な姿勢は変わらないものの、自分のメンツを保ちつつ、じりじりあとずさりを始めたのかと思われた。

 ところが、である―—。

 同じ、25日に掲載した最新のブログ記事では、長谷川氏は以下のように、感情的に、自身への批判の声を罵っている。

 「ネット上では『保育園落ちた、日本死ね!』のようにどこであっても(著名人でも普通に使う)使われている言葉をもって、本気で『殺す気だ!』などと信じ切っているのですか?そんなこと、誰も考えている訳ないでしょうが。どんな読解力をされているのですか?」

<ここから特別公開中>

 前出のJ-CASTニュースと自身のブログの掲載日は25日同日であるが、J-CASTの取材を受けたのは、それよりも前であることは確かである。即ち、中途半端ながらも「自分のミス」「多くの人に迷惑をかけた」と反省めいた弁を口にしていたのに、その直後に自らのブログで、受け手に対して「どんな読解力をされているのですか?」とまたまた挑発を行った、というわけである。

 前出のJ-CASTニュースの取材を受けた際の「反省」めいた言葉は、これですべて水の泡と消えてしまった。

「殺せ!」と呼びかける表現を使う「著名人」は長谷川豊氏と桜井誠氏だけ!

 長谷川氏こそ、いったい「どんな読解力」をされているのだろうか?

 IWJでは、25日に掲載した記事で、対象が不明瞭な「日本死ね」と、特定の病気の患者を「殺せ」というのとでは、まったく違う、という常識的な認識をあえて説明した。「殺人」の対象をしっかり明記したうえで、ブログ記事を読む読者に、はっきりと「殺せ」と呼びかけている表現のどこに問題がないのか、長谷川氏にはぜひ、ご説明いただきたい。

 僕の底意はそんなんじゃない、汲み取ってくれない皆が悪い、とは、どれだけ甘ったれた物言いなのか。また、「殺せ」という言葉を公然と「普通に使う著名人」がいるというなら、実例を示してもらいたい。そんな著名人は、寡聞にして長谷川豊氏以外には、街頭で「朝鮮人を皆殺しにしろ!」と大声を張りあげてきた桜井誠氏くらいしか思いつかない。

誤字もそのままの「無断コピペ」!長谷川氏の削除済みの元文章

 長谷川氏は問題となった記事で、人工透析患者の受けられる「優遇措置」として、以下のように書いていた。

そうです。人工透析患者は「1級の身体障がい者」に認定されます。で、そうなるとどうなるか
・映画館の利用が常に半額(者1人同伴も半額)
・公共交通機関の利用料の半額(者1人同伴も半額)
・タクシーの初乗運賃の無料チケットが貰える(1枚1枚にに利用期間の設定有り)
・高速道路の利用料金の半額
など、様々なサービスが受けられます。もちろん、ディズニーでもほとんど並ぶ必要がありません。だって障がい者ですから。横入りし放題です。

 これは、人工透析患者のフリーライターがブログ主として運営する「だいちゃん.com」の2014年のブログ記事からの、「無断コピペ」であることが明らかになっている。

【「だいちゃん.com」記事より長谷川氏の「無断コピペ」部分】
これも、地方によって差があるのですが、私の住んでいる地域では、
・映画館の利用が常に半額(者1人同伴も半額)
・公共交通機関の利用料の半額(者1人同伴も半額)
・タクシーの初乗運賃の無料チケットが貰える(1枚1枚にに利用期間の設定有り)
・高速道路の利用料金の半額
などがあります。

http://archive.is/Lusqy#selection-929.0-945.13

 仮にも、言葉や文章を生業とする人間が、引用元を明記せず、許可も得ることなく無断でコピペをするなどということがありえるだろうか。引用元の「にに」などの誤字や、「者1人同伴も半額」という分かりにくい文言もそのままコピペしていることから、長谷川氏が、この「優遇措置」について、独自の取材やリサーチすらしていないこともうかがえる。

どさくさに紛れて「無断コピペ」と「デマ記載」を謝罪なく削除した長谷川氏

 長谷川氏は、前述のJ-CASTニュースの取材で、この「無断コピペ」について以下のように言い訳した。

 「このブログは炎上することが分かっているので、僕に協力していると捉えられたら、当然相手にも攻撃が絶対行く。そのため使わせていただくことを断りたく連絡したのですが、連絡がつかなかった。連絡がつかないのに名前を勝手に引用して迷惑をかけてもしょうがないし、本記の中でそれほど大事なところでもなかったので、いわゆる部分引用に。単なるコピー&ペーストではなく、改行をしたりして『自分の著作物』という形にした」

 こんな屁理屈は、他者の文章を引用してまったく通らない。苦しまぎれに口からデマカセの言い訳なのかもしれないが、文章を書くイロハすらわかっていないのではないか、と思わせられる。

 今さら説明するまでもないことだが、著作物を引用するには一定の、すでに確立されたルールがある。引用した出典を明らかにすることが、何よりも第一に守らなければならないルールである。

 これが守られなければ、「剽窃(ひょうせつ)」にあたる。これは「盗作」であり、著作権侵害でもある。民事での損害賠償請求の対象ともなる。

 連絡がとれる、とれないは関係ない。著作権者が外国人であったり、すでに個人の場合もある。もちろん、引用しようとする著作物の著作権者に連絡がとれて事前に了承が得られればそれに越したことはないだろうが、連絡がとれなかったことをもって引用元を明記しなかった理由とすることはできない。

 「いわゆる部分引用」という表現もおかしい。「すべて引用」だったら「まるパクリ」である。およそ引用とは、部分的な引用に決まっている。さらに「改行をしたりして『自分の著作物』という形にした」というくだりに至っては、もう何をか言わんやである。一部手を加えたから自分の著作物だ、というその行為こそ「剽窃」なのである。人のものを盗んだ、と自ら告白しているに等しい。

 そして、長谷川氏は問題記事のタイトルを変更した際に、この「無断コピペ」も当のブログ主に対して直接の謝罪をすることなく記事から削除。記事の末尾で以下のように弁明した。

 「記事内容で一部、本文趣旨に補足する部分において『他社の引用があるのではないか』『地方自治体によって差があるのではないか』などとの指摘があった部分がございました。該当部分を削除し、直させていただきました。ご迷惑をおかけした方には心より謝罪申し上げます」

 この「ご迷惑をおかけした方」には、「だいちゃん.com」のブログ主も含めたつもりなのだろうか。だが、当の本人に届いていなければ、形ばかりの謝罪も意味をなさない。24日付のブログ記事で、「だいちゃん.com」のブログ主は、「ちゃんと公式ホームページからメールも送ったのですが返事も全く来ない」と記している。

 この「だいちゃん.com」の記事でブログ主は、人工透析患者が、長谷川氏の言うような「単なる受益者」ではない、と反論している。

 ブログ主は、「長谷川豊氏は知らないのでしょうけれど、人工透析をしていれば普通に生活出来る、と思ったら大間違いです」としたうえで、長く人工透析をしていると様々な合併症が引き起こされる事実を指摘。彼自身も、「強迫性障害」「重度睡眠時無呼吸症候群」「躁うつ病」「アトピー」「高血圧」「貧血」に悩まされ、「薬なんて1日何十種類飲んでいるか分かりません」と語っている。

 長谷川氏が悪質なのは、このように自身とまったく正反対の主張をしている個人ブログから、一部分を抜き出し、その引用元とは正反対の主張の「根拠」として利用していることである。

 「だいちゃん.com」のブログ主は記事で、長谷川氏に対し「医療関係者側から話を聞いた、と言っていますが、じゃあ患者側からどれだけ話を聞いたのですかね?」と質問を投げかけている。長谷川氏は、自身の「剽窃」を直接本人に謝罪するとともに、このブログ主の問いかけに誠実に答えるべきではないだろうか。

 さらに、長谷川氏の「無断コピペ」部分では、「だいちゃん.com」の記事では書かれていなかった「もちろん、ディズニーでもほとんど並ぶ必要がありません。だって障がい者ですから。横入りし放題です」という文言が追加されていたが、これは、IWJの前回記事で指摘したように、まったくの「デマ」である。

 長谷川氏は「無断コピペ」部分の削除に際し、この「デマ」の部分もちゃっかり削除した。しかし、この明白な「デマ」について、当事者への謝罪も弁明も一切ない。

前回記事の「長谷川氏の連絡先」について、IWJからお詫びと訂正

 IWJの前回記事で、筆者(佐々木)は長谷川氏について、「『いつでも議論を受け付ける』とする反面、HP等で連絡先を一切公開していないため、本稿執筆時点では本人にコンタクトができていない状況だ」と書いた。

 長谷川氏の公式ブログである「本気論 本音論」には「お仕事の依頼」という項目があるのだが、ここをクリックしてみると、「Page not found」と表示されるのみで、依頼フォームが見当たらなかったからだ。

 長谷川氏と面識がない筆者(佐々木)としては、何とかコンタクトを取るべく、長谷川氏がMCとして出演する「バラいろダンディ」を放送する東京MXテレビにも、本人と取り次いでいただけないかと打診してみた。

 これに対して、東京MXテレビからは以下のような回答があった。

「ご質問頂いた件についてでございますが、
番組放送中での発言ではないため、
当社としてのコメントは差し控えさせて頂きます。
視聴者の皆様からは、様々なご意見を頂戴しております(殺到しているという状況ではありません。)。
長谷川さんご本人への取材は、事務所へお問い合わせください。」

 わざわざ「殺到しているという状況ではありません」と書き添えるのは、どういった配慮からなのだろうか? ちょっとよくわからない。

 それはともかくとして、長谷川氏にコンタクトをとるのは、これでは難しいと思われたが、再度、よくよく調べてみたところ、長谷川豊氏の公式HP(http://hasegawa-yutaka.com/)の「お仕事の依頼」の投稿フォーム(http://hasegawa-yutaka.com/booking/)は生きていることを発見。28日付で取材依頼をさせていただいた。

▲長谷川氏の公式HPの「依頼フォーム」
▲長谷川氏の公式HPの「依頼フォーム」

 長谷川氏は公式HPの方で、しっかり「依頼フォーム」を開いていたにも関わらず、筆者(佐々木)の取材・リサーチ不足により「HP等で連絡先を一切公開していない」などと断定的に書いてしまった。これは事実とは異なることであり、謹んでお詫びし、記事内容を訂正させていただきたい。

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