韓国の首都ソウルの住宅街(ブルームバーグ)【拡大】
CCEJは「生活費などを除いた貯蓄でマンションを購入しようと思えば、ソウルでなくとも数十年かかる」とし、実質的には多くの世帯が持ち家を諦めているのが現状と指摘した。
住宅を所有しない層の多くは賃貸住宅に住むことになる。韓国では入居時に家主に対して一定額の保証金を支払う独特の賃貸制度「伝貰」(チョンセ)を利用するのが一般的だが、現在はこの保証金相場が高騰しているという。
CCEJは「住宅市場を安定させるため、チョンセの保証金の上限を定め、家主が追加の保証金を要求できない4~6年の契約期間を設けるなど、政府の措置が必要」としている。(ソウル支局)