先進医療保険とは?絶対にチェックした方がいい10ポイント

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よく耳にする「先進医療保険」という単語。これは、「いったい何?」と思っている人も少なくないはずです。今回は、この先進医療保険とは何かをご説明すると同時に、先進医療保険の加入を考える際に外してはいけないポイントまでをご紹介していきます。医学技術の進歩により広がる先進医療の世界について、さっそく見ていきましょう。

 

 

1:先進医療とは?

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最近よく聞きませんか?「先進医療」という言葉。なんとなく「最先端の医療技術なんだろうな?」というのは想像できても、実際に内容を理解している方は少ないのが現実です。特に最近の医療技術の進歩は、素晴らしいものです。だからこそ、気になっている「先進医療」について知る事は、これからの医療受診等にも必要な事柄なのです。先進医療についての基本知識がないと、それに対する「先進医療保険」を上手に選ぶことが出来ません。その為、先進医療についてまずは整理していきましょう。

そもそも、「先進医療」を簡単に説明するならば、厚生労働省が定める「高度な医療技術を用いた治療」のことです。そして、なんとその技術料は健康保険の対象となりません。つまり、先進医療の技術料は全額自己負担となるため、その金額も高額になります。

先進医療の中には、高度の技術を要する外科療法や放射線療法、ニュースでもご存知の移植・再生療法などを代表とし、長期の治療が必要とされている「がん」治療の一環である、抗がん薬などの薬物療法、免疫療法などといった、さまざまな治療法があります。それだけではなく、検査、診断、治療法を判断する場合においても先進医療に指定されている技術があります。その種類は定期的に見直されていますが、今なお先進医療技術に認定されるのを待っている治療技術もあります。その為、先進医療技術は定期的に見直されて、認定されたり一般的な治療になったりと変化を繰り返しているのです。

こうした先進医療技術ですが、では、いったいどの程度の治療費が発生するのか、どのような治療を受けれるかを見ていきましょう。こうした具体例を見て頂く事は先進医療を理解する一歩にになると思います。そして、これらを理解しておかなければ先進医療保険の加入や備えとしての準備もできないといえるでしょう。

 

1-1:先進医療とは

先ほども記載した通り、先進医療とは厚生労働省が定める高度な医療技術を用いた治療のことです。それと同時に、未来的に健康保険等の適用が検討されている技術のことを示します。

厚生労働省紹介URL▼

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/sensiniryo/index.html

ただし、この先進医療の治療とは「厚生労働大臣が定める医療施設で行われる」場合に限られている事に注意しましょう。そして、、先進医療にかかる費用は全額自己負担となってしまいますので、保険適用とは比べ、はるかに高額となる点も留意しておく必要があります。

この先進医療ですが、その治療は主に日本人の死亡原因の上位を占める「がん治療」に使用される場合多くなっているのが現状です。それと同時に、がん治療に関しては、常に新しい治療技術が開発されていることも事実です。その為、先進医療が見直されるタイミングがあります。この時には、新聞やニュース等で案内もありますが、このタイミングが先進医療や特約を見直す機会だと思って下さい。

1-2:先進医療の費用はどれくらい?ganhoken10

先ほども記載しましたが、従来より先進医療は、高額な治療のイメージがあると思います。でも、その実態はどうなのでしょうか?その実態で先進医療適用の保険に加入すべきかが変わってくると思います。

1-2-1:. 先進医療に係る費用は「全額自己負担」

考え方として、先進医療を受けた時の費用は、一般の保険診療の場合と比べて「先進医療に係る費用(最新の医療技術)」を通常よりも多く受けたということ。つまり、その負担額も多くなると考えて頂く事になります。この「先進医療に係る費用」、そこで受けた技術に対する料金は治療を受ける側が全額負担する仕組みとなっています。そして、特に注意として頂きたいのは「先進医療に係る費用」は医療(技術)の種類や病院によって異なる事です。その為、一つの括りとして先進医療を利用する時は、必要となる費用について予め治療を受ける病院や医師に確認をしておく事をお勧めします。

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この図をご覧ください。この図では、「先進医療に係る費用」以外の通常の治療と判断できる場合にはその部分、「診察・検査・投薬・入院料等」の費用は、一般の保険診療(保険書を提示すると3割の負担)と同様に扱ってもらえるという仕組みを表しています。この図からは、「先進医療=特別な治療」そして「先進医療=自己負担」というのをご理解いただけるのではないでしょうか?この先進医療部分が適用される技術や病院により異なる点が注意しなければいけないポイントになります。新し過ぎる治療法の場合には、この先進医療に該当しない場合もあり得ます。そうした場合には、その治療を受けれる病院はもっと少なくなるだけではなく、その負担金額も大きくなります。

1-2-2:先進医療技術料を紹介da-Vinci-Si_03

では、今度は具体的な先進医療の事例をご紹介しましょう。

現在、先進医療としてされているのは101種類です。最新の対象一覧をご紹介しましょう。

対象は、下記のURLから最新の一覧をご覧ください。この一覧は定期的に追加や削除が行われます。また、ここの掲載されている先進医療技術が基本的にどの病院でも受けれる一般治療(負担:3割)の対象となる場合もあります。こうした場合には、加入済みの保険にも影響する事がありますので、定期的に確認する(保険会社等の確認)をしていきましょう。

では、下記のURLから現在の先進医療対象となっている101種類をご確認ください。

平成26年7月1日現在、第2項目先進医療【先進医療A】は56種類、 第3項目先進医療【先進医療B】は37種類の先進医療があります。

厚生労働省指定「先進医療一覧」▼

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html

今回は、その中で代表的な技術料をご紹介していきたいと思います。あくまで代表的な物を対象にした参考数値である事をご了承ください。先進医療の技術料は以下のようになります。

参考)先進医療技術料抜粋版▼

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 例えば、がん治療に方法として認知度が高い「陽子線治療」は約300万円程度掛かる一方で、「前眼部三次元画像解析」は約4000円と、通常、病院の窓口で支払内ほど高額な医療費でないことが分かります。この様に、「先進医療(技術)」と一口に言ってもこの様な違いがあります。この様な事もありますので、これから行う治療が先進医療に該当するのかを予め確認しておく事が必要となります。

 

1-3:どの位の人が受けるの?

では、この先進医療技術をどれ位の人が受けているのかを見ていきましょう。結局、受けている人が居ないなら、特別中の特別という事です。でも、実際には…みていきましょう!

今回は、年間で先進医療技術を受けている件数のTOP5に絞り込んで、その利用者数を見ていきます。意外と、多いのに驚くでしょう。

 

 

【先進医療技術別利用件数一覧】▼

第1位:多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術         (4023件)

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