田中祐也
2016年9月28日20時19分
日本初の本格的な都とされる奈良県橿原市の藤原京(694~710年)の中枢部、藤原宮跡(特別史跡)で、天皇が正月に臨んだ儀式などに使われた「幢幡(どうばん)」と呼ばれる特殊な旗ざおを立てたとみられる7基の柱の穴が見つかった。奈良文化財研究所(奈文研)が28日発表した。幢幡の数などが奈良時代の正史「続日本紀(しょくにほんぎ)」に記された大宝(たいほう)元(701)年の元日朝賀の記述と合致し、7世紀後半の律令国家形成期の歴史の一場面を具体的に復元できる手がかりとなりそうだ。
奈文研によると、柱の穴は天皇が重要儀式の際に出御する大極殿院の南門のさらに南約11~21メートルで出土。深さ約80センチ~1メートル、柱の太さは約70センチとみられる。宮殿の中軸線上に1基、その左右対称の位置に3基ずつ三角形に配置されていた。
続日本紀には文武(もんむ)天…
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