【長谷川豊】「大阪城」を「商品」としてとらえるべきだ!
アメリカの大手旅行会社であるトリップアドバイザーが調査した結果、2015年のデータで大阪の人気は下記の通り。
5位「スパワールド」
4位「大阪城」
3位「海遊館」
2位「梅田スカイビル」
1位「USJ」
その4位にランクインした大阪城は去年も天守閣入場者数1位をさらに更新し、ますます観光客人気が高まっています。
私たちのテレビ大阪でも、去年から「YATAIフェス!」というイベントを開催。世界中から人気の屋台を集めるだけ集めたイベントなのですが……これがわずか5日間で13万人の来場と大盛況!
今年も先週末までやっていましたが、去年を上回ることは確実な情勢です。
大阪城。
日本中誰でも知ってる観光地。
その観光地を、もっと「活かしていきたい」と語る吉村市長。本当にそうだと思います。
日本人、あまりにも保守的というか排他的すぎるのです。
今、観光客が増えている間に仕掛けなければ、つかめない利益もあります。
富士山も数年前にやっと世界遺産に登録されましたね。もっともっとあれだけ美しい山なので、アピールできるはずなんです。でも、日本人らしい部分なのですが……
世界的な遺産を「商品」として見る目線が足りない。愛しすぎているんですよね。
広告宣伝の分野から見ると、ブランディングやITアピールなど、世界に広げられる日本の文化は山のようにあります。私はNYに住んでいましたが、世界から見ても日本の食や文化は、絶対に世界で1位です。しかもぶっちぎりで。日本が負けているのは運動分野と音楽・芸能文化です。これらはかなり負けているという印象があります。しかし、「歴史文化」と「自然文化」はすごい! もっと使わないと!
今後、大阪城の使用についても、どんどん規制を緩和して世界にアピールする狙いとの吉村市長。その手腕に期待です。