前回(国語)、前々回(英語)に引き続き、ゴミクルーンが東大入試で使った(そして落ちた)参考書を紹介していきます。
今日は数学です。
しかし、ぼくにとって大学受験最大の難所がこの数学でした。
どのくらい手強い相手だったかというと、
現役の時に30/80点だったのに浪人して8/80点まで落ちました。
浪人したら必ず成績が伸びる?そうとは限りません。ぼくが証明です。
事実、大学受験で最も時間を割いた科目が数学なのに一番伸びなかったのが数学です。
本当にぼくは小さい頃から算数、数学というものがとても苦手でした。
せっかくなので世界一役に立たない参考書の紹介をする前に
どれくらいぼくが数学が苦手だったのかランキング形式で紹介しようと思います。
☆ぼくの数学苦手伝説☆
第5位:中学3年まで分数を理解してなかった
おおよそ数学が苦手になった諸悪の根源、それが分数です。
大学2年の今になってすら、時々2/3を3/2と書いちゃうくらい苦手です。
その中でも分数の割り算が最高に苦手でした、中1で初めて分数の方程式を見たときゲロを吐いたのは今となっても嫌な思い出です。
第4位:7%の食塩水320gを作る意味がわからない
何に使うんだよそれ。え、料理?そんなのフィーリングでいいだろ。
この手のいわゆる文章題も死ぬほど苦手でした。
第3位:高校で数学の単位を落とす
我が高校では授業の単位を落とすのは数年に1度の逸材だそうです。物は言いようですね。
結果的に周りより先駆けて単位を落とす練習をしていたため、大学では更に単位を落とすようになってしまいました。ぼくのことは落単のサラブレッドと呼んでください。
第2位:たろうくんが先に出ていった弟の忘れ物を届ける意味がわからない
弟のこと甘やかしすぎでは?
第1位:現役時、センター数学IIBが出来なさすぎて試験中爆睡
第3位でお伝えした通りぼくは学校で数学IIBの単位を落とすくらいなので、数学IIBがスーパー苦手です。
更に受験シーズンになっても放置した結果、前日に解いたセンター過去問が30点という悲劇が起こりました。
もはや絶望すら超越していました。「人生詰む」っていうのはこういうことなのだと知った、18の冬でした。
そして、センター1日目の国語で伝説のスピンスピンが出てきて、見事玉砕したぼくは2日目は最初からお葬式状態でした。
当然理科、数IAも大してできるわけもなく、数IIBではとうとう寝てしまったというわけです。
とはいえセンター試験という人生の中の1大イベントの最中に寝るのは何ともいえぬ背徳感があり心地よかったです。
数学受ける前に既に浪人が確定した場合は是非やって見ましょう。
さて、そんなぼくが使った数学の参考書を紹介していきます。
ぼくがまず使ったのは王道中の王道、青チャート。
ですが数学が極端に苦手なぼくみたいなタイプは最初にこれを使うべきじゃなかったなと思います。
教科書(なければ限りなく基礎に近い参考書)で、しっかりとその分野の定義や意味を理解してから、初めて使うべきじゃないでしょうか。使うべきでした。
青チャートは教科書をしっかりと理解した上で利用し、隅から隅まで問題を解けばかなり入試数学には強くなるんじゃないかと思います。
青チャートの例題と練習問題だけを軽く解いて満足したぼくは次の参考書で大ケガをしました。
その参考書が1対1対応の演習です。
受験数学では有名な大数、大学への数学のシリーズの一つですがとにかく大数独特のテクニックに重きが置かれていますが
逆にいえば数学が苦手な人にとってはdie数になること間違いなしです。
東大数学にとってはとても重要な参考書ですが、これを使う前にしっかりと基礎を教科書・青チャートで固めるべきだと思いました。
更に入試が近づくにつれ焦ったぼくは同時並行でプラチカにも手を出しました。
1対1よりは使いやすいですが、当然応用・発展問題ばかりなので、基礎がスカスカなぼくにはムダチカでした。
過去問演習では、赤本は使わず、この本を使いました。
本当に1点でも多く取るためのテクニックが満載です。
しかし1点でも多く取った結果、8点だったので、やっぱり基礎をしっかり固めて基礎で20〜30点、点数を確保すべきだと思いました。
国語とうってかわってセンター数学は東大数学とは大きく傾向・アプローチが異なるので
よほど得意じゃない限り専門的に対策した方が良いと思われます。
特に時間不足に悩まされる場合が多かったので、時間を意識して過去問以外にも各予備校の模試過去問を活用するといいトレーニングになるんじゃないでしょうか。
特にZ会の実戦模試シリーズは自他共に認めるセンターより難しい模試なので、数学で満点を狙いたい人はどうぞ。
試験直前はこれを読んでました。直前だからこそ知りたいショートカット的なテクニックが満載です。
苦手な人には最後の悪あがき、得意な人には最後のゴリ押しにオススメです。
ということでいかがでしょうか?
おそらく大半の皆さんは「普通の参考書しか使ってないじゃん」と思ったことでしょう。
そうです、ぼくは普通の参考書を使って普通の勉強をしました、なのに点数が下がりました。
本当に時すでに遅しですが、当時のぼくに致命的に欠けていたのは「基礎力」だと思います。
つまり、英語や古文でいう「単語・文法」を理解し暗記することを疎かにしていました。
単語や文法をまともに理解しないままどんなにレベルが高い長文を読んだって解けるわけがありません。
ぼくは「不規則動詞の過去形」や「分詞構文」を覚えないままレベルの高い洋書を読むフリをして、それだけで満足していた。というわけです。
ということでもしこれから数学(他の学問にも当てはまると思いますが)を勉強する方は是非ぼくを反面教師にして基礎を固めることを第一にしてください。
もし、ぼくもタイムマシンが存在したら絶対に「基礎を固めろ」「ツイッターをやめろ」って過去の自分に説教すると思います。
さて次回はついに東大で使った参考書シリーズ最終回(多分)、地歴公民(日本史・世界史)編です。
特に 日本史は模試では毎回10/60点台だったのに入試本番は2回とも40/60点を取り、唯一東大受験生っぽい点数を獲得した科目です。世界史はお察しください。
ということでこのシリーズで唯一受験生にとっても参考になる記事になるかもしれません。
でもこれで落ちても責任は取れませんし、この時期にこんなブログ読んでる時点で死亡フラグ立っていますので悪しからず。
それでは。