豊洲市場 担当者「専門家に意見聞く発想に至らず」
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豊洲市場の土壌汚染対策をめぐる問題で、東京都が専門家の提言に反する方針を決める過程で、改めて専門家から意見を聞くなどの対応をとらなかったことについて、「その発想に至らなかった」などと説明していることがわかりました。都は、適切な行政手順を踏んで意志決定するという意識の欠如が問題の背景にあると見て、調査を進めています。
この問題では、東京都が専門家会議から、敷地全体に盛り土を行うよう提言を受けたにもかかわらず、独断で建物の地下に盛り土をせず空洞を設けたことが明らかになっています。
提言に反する方針を決める過程で、改めて専門家から意見を聞くなどの対応をとらなかったことについて、都が調査した結果、当時の担当者たちは「建物の下に盛り土をする代わりに、床を厚いコンクリートで覆うなどして十分対応できており、専門家に意見を聞く発想に至らなかった」などと説明していることがわかりました。
また、提言どおりに建物の下に盛り土は行われていると認識し、専門家に意見を求める必要性を感じていなかった人もいたということで、東京都の小池知事は27日放送したNHKの番組で、「情報がしっかり共有されていなかった」と述べるなど、当時の対応を批判しています。
都は、適切な行政手順を踏んで意志決定するという意識の欠如が問題の背景にあると見て、調査を進めています。
提言に反する方針を決める過程で、改めて専門家から意見を聞くなどの対応をとらなかったことについて、都が調査した結果、当時の担当者たちは「建物の下に盛り土をする代わりに、床を厚いコンクリートで覆うなどして十分対応できており、専門家に意見を聞く発想に至らなかった」などと説明していることがわかりました。
また、提言どおりに建物の下に盛り土は行われていると認識し、専門家に意見を求める必要性を感じていなかった人もいたということで、東京都の小池知事は27日放送したNHKの番組で、「情報がしっかり共有されていなかった」と述べるなど、当時の対応を批判しています。
都は、適切な行政手順を踏んで意志決定するという意識の欠如が問題の背景にあると見て、調査を進めています。