アゼルバイジャン 大統領権力強化の憲法改正に賛成多数
カスピ海沿岸の産油国、アゼルバイジャンで、大統領の権限を強化する憲法改正の是非を問う国民投票が行われ、賛成が反対を大きく上回り、アリエフ大統領の権力が一段と強化されることになりました。
アゼルバイジャンでは26日、アリエフ政権が原油安で続く経済的苦境を乗り越えるためとして、大統領の権限を強化する憲法改正の是非を問う国民投票が行われました。
中央選挙管理委員会が27日、発表したところによりますと、投票率は69.7%で、憲法改正への賛成が反対を大きく上回り、アリエフ大統領の権力が一段と強化されることになりました。
憲法の改正によって、大統領の任期は現在の5年から7年に延長され、新たに副大統領が設置され、大統領府の統治機能が高められることになります。
さらに大統領選挙の被選挙権について、これまで35歳以上とされてきた年齢制限が撤廃され、アリエフ大統領の19歳の息子が立候補できるようになり、事実上の世襲に道を開くものだという批判も上がっています。
旧ソビエトの国々ではタジキスタンで、ことし5月に憲法が改正され、現職のラフモン大統領に終身大統領としての道が開かれたほか、トルクメニスタンでも今月、大統領の任期を5年から7年に延長する憲法改正が行われるなど、各国で現職の大統領が、みずからの権力の強化に乗り出しています。
中央選挙管理委員会が27日、発表したところによりますと、投票率は69.7%で、憲法改正への賛成が反対を大きく上回り、アリエフ大統領の権力が一段と強化されることになりました。
憲法の改正によって、大統領の任期は現在の5年から7年に延長され、新たに副大統領が設置され、大統領府の統治機能が高められることになります。
さらに大統領選挙の被選挙権について、これまで35歳以上とされてきた年齢制限が撤廃され、アリエフ大統領の19歳の息子が立候補できるようになり、事実上の世襲に道を開くものだという批判も上がっています。
旧ソビエトの国々ではタジキスタンで、ことし5月に憲法が改正され、現職のラフモン大統領に終身大統領としての道が開かれたほか、トルクメニスタンでも今月、大統領の任期を5年から7年に延長する憲法改正が行われるなど、各国で現職の大統領が、みずからの権力の強化に乗り出しています。