谷田邦一
2016年9月28日05時02分
北朝鮮の弾道ミサイル技術の向上に備え、日米両国が10月に、共同開発中の迎撃ミサイルの海上発射試験を行うことがわかった。完成すれば、北朝鮮の特殊なミサイル発射にも対処可能だ。しかし製造に時間がかかるため、順調に進んでも、日本配備は5年後になる見通しだという。
発射試験をするのは、自衛隊のイージス艦に配備中の迎撃ミサイル「SM3ブロック1A」の改良型の「ブロック2A」。ハワイ・カウアイ島から模擬ミサイルを発射し、米海軍イージス艦が洋上で撃破する。
現在の日本の弾道ミサイル迎撃態勢は1Aと地対空誘導弾「PAC3」の2種類だが、1Aの上昇限度は高度約500キロ、PAC3は約20キロにとどまる。一方、2Aは1千キロ超まで届く能力があるという。
北朝鮮は6月、グアムを狙える…
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朝日新聞国際報道部
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