国連事務総長の後任選び 次回投票で候補者の絞り込み
年内で任期を終える国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長の後任選びは、安全保障理事会で行われた5回目の投票で、グテーレス前国連難民高等弁務官が最多の支持を獲得して5回連続でトップとなり、来月行われる次の投票では、候補者の大幅な絞り込みが行われる見通しです。
国連では、ことし7月から非公開の投票で後任選びを進めていて、26日、5回目の投票が安全保障理事会で行われました。国連の外交筋によりますと、立候補した9人の候補者のうち、過去4回の投票でいずれも最も多い支持を集めたポルトガルの元首相のグテーレス前国連難民高等弁務官が、今回も15か国のうち12か国の支持を得てトップを維持したということです。
後任選びの議長を務めるロシアのチュルキン国連大使は「来月5日に次の投票を行うことで合意した。次回は別の形式になる」と述べ、次からは5つの常任理事国が拒否権を行使できる投票に切り替わることを明らかにしました。
国連の外交筋によりますと、過去5回の投票では、グテーレス氏が2位以下を大きく引き離して安定した支持を得たのに対して、2位以下を占める東ヨーロッパの出身者や女性の候補者は伸び悩んでいます。
来月5日の次回の投票では、9人の候補者が大幅に絞り込まれる見通しで、事務総長選びは最終的な段階にさしかかることになります。
後任選びの議長を務めるロシアのチュルキン国連大使は「来月5日に次の投票を行うことで合意した。次回は別の形式になる」と述べ、次からは5つの常任理事国が拒否権を行使できる投票に切り替わることを明らかにしました。
国連の外交筋によりますと、過去5回の投票では、グテーレス氏が2位以下を大きく引き離して安定した支持を得たのに対して、2位以下を占める東ヨーロッパの出身者や女性の候補者は伸び悩んでいます。
来月5日の次回の投票では、9人の候補者が大幅に絞り込まれる見通しで、事務総長選びは最終的な段階にさしかかることになります。