民進 蓮舫代表 参院代表質問で就任後初 首相と論戦へ

民進 蓮舫代表 参院代表質問で就任後初 首相と論戦へ
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国会は28日から参議院でも、安倍総理大臣の所信表明演説などに対する各党の代表質問が始まり、民進党の蓮舫代表が、就任後初めて、安倍総理大臣との論戦に臨みます。
蓮舫氏は教育や子育て支援など、人への投資に予算を振り向けることを提案して、経済政策の転換を求めることにしています。

国会は、安倍総理大臣の所信表明演説などに対する各党の代表質問が始まり、初日の27日は衆議院本会議で、民進党の野田幹事長らが質問を行いました。

この中で、野田氏はTPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「私が総理大臣の時、国益を考えると交渉参加に踏みきれずにいた。攻めるものを攻めきれず、守るものを守りきれていない現在の協定案には反対せざるをえない」と述べ、反対姿勢を鮮明にしました。

これに対し、安倍総理大臣は「厳しい交渉の中で、国益にかなう最善の結果を得ることができた。決断すべき時に決断しきれないという過去のてつは踏むことのないよう全力を尽くす」と反論し、今の国会で承認を目指す考えを重ねて示しました。

28日からは参議院でも代表質問が始まり、午前の本会議では、民進党の蓮舫代表が質問に立ち、就任後初めて、安倍総理大臣との論戦に臨みます。
蓮舫氏は国会論戦では、政府・与党に対する批判だけでなく、対案や提案を重視する方針を打ち出しています。
質問で、蓮舫氏は、アベノミクスは経済成長につながっていないと指摘したうえで、教育や子育て支援、それに社会保障の充実など、人への投資に予算を振り向けることを提案し、安倍総理大臣に経済政策の転換を求めることにしています。

このほか、28日は、参議院で自民党が、午後の衆議院本会議では公明党、共産党、日本維新の会がそれぞれ質問を行い、憲法改正への考え方などをめぐって、議論を交わすことにしています。