日米のIoT推進団体 国際標準規格作りで連携へ

日米のIoT推進団体 国際標準規格作りで連携へ
あらゆるモノをインターネットでつないで、新たな技術やサービスを実現するIoTの分野で、日本とアメリカ、それぞれの大手企業が作る推進団体が国際標準となる規格作りを目指して協力することになりました。
あらゆるモノをインターネットでつなぐIoTは、例えば、工場の設備や製品をつないで集めたデータを生産管理や製品開発に生かし、企業の生産性を飛躍的に高めるなど、産業や暮らしを大きく変える可能性があると期待されています。

日本では、日立製作所やNTT、それにパナソニックなどの企業や国がIoT推進コンソーシアムを作って共同研究を進めていますが、実用化に向けた開発はアメリカやドイツが先行しています。

こうした中、日本のIoT推進コンソーシアムは、アメリカのIoT関連企業で作る推進団体と協力することになり、来月にも覚書を交わす見通しです。
アメリカの推進団体には、大手複合企業のGE=ゼネラル・エレクトリックや、半導体大手のインテルなども参加していて、国際標準となる規格作りに共同で取り組みます。

IoTの規格作りで、日本はドイツとも政府間で連携していて、今回、アメリカの推進団体とも協力することで、国際標準の策定への関与を強め、日本企業が国際的に事業を展開する環境を整備したい考えです。