点滴異物混入事件 未使用の点滴の一部に小さな穴

点滴異物混入事件 未使用の点滴の一部に小さな穴
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横浜市の病院で、入院中の男性2人が異物を混入され、相次いで中毒死した事件で、ナースステーションに残っていた、使用前の一部の点滴のゴム部分に貼られているシールに、小さな穴があったことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、使用前の点滴にも異物が混入していないか分析を進めています。
今月、横浜市神奈川区にある大口病院で、いずれも入院患者の八巻信雄さん(88)と、西川惣藏さん(88)が、相次いで中毒の疑いで死亡し、警察は、何者かが2人の点滴に消毒液を混入した疑いがあると見て、殺人の疑いで捜査しています。

これまでの調べで、点滴は3日分をまとめて、4階のナースステーションで保管されていて、事件のあと、使用前の点滴がおよそ50個残っていたことから警察が分析を進めています。
その後の調べで、一部の点滴について、点滴の袋とチューブを結ぶゴム部分に貼られているシールに、小さな穴があったことが捜査関係者への取材でわかりました。シールは、ゴム部分を保護し、使用する際に剥がすもので、開封済みかどうか、わかるようになっています。

警察は、使用前の点滴にも異物が混入していないか分析を進めています。