2016-09-27
G社に内定した
前回の更新は4年前らしい。あと15回くらい記事を書いたら寿命だろうか?
さて、表題の通り。世の中何が起こるか分からないものである。
自分はインターン経由の採用である。詳しく書けない部分はあるが、簡単に経緯をまとめようと思う。
ことの始めは2015年3月の言語処理学会で、会場の隅で@taku910さんと個人的に話していた折、「うちでインターンやらないんですか」という誘いを受けた。4月から博士課程で、学振との兼ね合いもあり、この時はあまり企業でインターンをすることは考えていなかったので、頭の片隅に情報だけ残していた。
それから3か月ほど国際会議やら何やらで忙しく、上の会話はほとんど忘れていたのだが、一段落した6月頃にふと思い出し、ものは試しで応募してみようと考えたわけである。
が、この年度のインターンの募集はすでに締め切っており、正規のサイトからは直接応募できなくなってしまっていた。これは勿体無いことをした、と思ったが、何とかねじ込んで貰えないかメールで交渉してみたところ、なんと好意で面接枠を用意して貰えた。頼んでみるものである。
面接は合計3回受けた。人によって回数は変わるらしいが、自分の場合、1回目の面接は自分でもちょっと出来が良くないと思ったので、3回というのは多目じゃないだろうか。ちなみに「日本語を強く希望します」と事前に通知していたので、3回すべて日本語で行われた。海外のオフィスを志望しないのであれば、無理に英語で挑戦する必要はないかもしれない。コーディングの実技に関しては、ある程度競技プログラミングの経験があれば心配はなさそうだ、という感想。一般的なソフトウェア開発の知識は必須である。
配属先は先方から通知されるのだが、自分は大学で機械翻訳の研究をしているので、それと関係のあるチーム以外には行かない、と宣言していた。このお陰か配属はほとんど一瞬で決まり、3か月ほど某翻訳ツールのチームでお世話になった。ちなみに研究室の同僚がこの段階でマッチングに失敗して不採用になっているので、この主張は結構重要かもしれない。
割と研究色の強いチームで、自分のタスクも普通に研究活動だった。計算資源が桁違いなのと、食事がタダという点以外は大学の研究室とあまり変わらない感じである。
このときの成果は2016年3月の言語処理学会で発表した。論文はこれで、スライドはこれ。
インターンの成績が良ければそのまま採用に進むのだが、自分は他の要件を満たしていなかったので、次年度(つまり今年)もう一度インターンをすることになった。2回目は5月から7月まで滞在していたので、結局、去年と併せて半年弱ほどチームのお世話になっていた計算になる。このときの成果は残念ながら別の研究者に似た手法を発表されてしまったので、今のところ論文にする予定はない。
2回目も成績は良かったらしく、今度はそのまま採用プロセスに進んだ。いくつか書類のやりとりをして現在に至る。
さて、インターンにあたって一番心配だったのは英語なのだが(自分はTOEIC500点ちょっと)、蓋を開けてみればそれほど不利になったわけではなかった。この辺はチームやタスクによると思うので一概には言えないが、自分の場合は普段研究に極振りしている生活がむしろ功を奏した感じはする。もちろん英会話ができなくて良いわけではないので、入社するのであれば学習しなければならない。もどかしい。
ちなみに内定通知は貰っているが、行き先についてはもう少し考えるつもりで、受諾は保留している。
これは先方にも伝えてあり、「ご自身が一番幸せになる進路を選んでください」との返事。これはなかなか言えない言葉だ。
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- 2016-09-26 大阪市立大学 ある2部学生→院生の日記 <夜間大学・2部と呼ばれる大学と大学院の生活を記録しています> 3/50 6%