ボルゾイ6匹が逃げ出す…5匹は捕獲 福岡・朝倉
27日午前6時半ごろ、福岡県朝倉市の住民から「大型犬が3匹ウロウロしている」と110番があった。県警朝倉署によると、市内の80代女性が飼育していた体長約150センチの「ボルゾイ」6匹が逃げ出しており、署員らが同日夕までに5匹を捕獲し、残る1匹を捜索している。けが人はいないが、市内で飼い犬1匹がかまれ死んでいるのが見つかった。
市内の学校の一部は安全のため集団下校した。同署は「犬を発見したら絶対近寄らないように」と注意を呼びかけている。
同署によると、女性は朝倉市大庭のプレハブ小屋でボルゾイ15匹を飼育していたが27日朝、6匹が逃げているのが分かった。ペットとして飼われているという。捕獲されたのは遠いところで飼育場所から約2キロ付近だった。
ボルゾイは「ロシアン・ウルフハウンド」とも呼ばれ、元はオオカミの狩猟犬だったのが品種改良された。走るのが非常に速いなどの特徴がある。【小原擁】