32代表決まる…日本選手権・来月29日開幕
社会人野球の単独チーム日本一と年間王座を争う第42回日本選手権は27日、関東で新日鉄住金鹿島(茨城)、鷺宮製作所(東京)、NTT東日本(同)が代表に決まり、出場32チームが出そろった。大会は10月29日から11日間、京セラドーム大阪で開かれる。
今年の都市対抗と全日本クラブ選手権、主要JABA大会で優勝した11チームと、各地区予選を勝ち抜いた21チームが出場権を得た。2007年以降に4回優勝のトヨタ自動車(東海・愛知)は今夏の都市対抗を初制覇。1988年の東芝(関東・神奈川)、12年のJX−ENEOS(同)、昨年の日本生命(近畿・大阪)に続く史上4チーム目の「夏秋連覇」に挑む。トヨタ自動車が07〜08年に達成して以来の大会連覇に挑むのが日本生命。連覇を狙った都市対抗で1回戦敗退した雪辱を期す。
パナソニック(同)は22大会連続37回目の出場で、最長連続出場と最多出場をともに更新した。前回3チームあった初出場はビッグ開発ク(九州・沖縄)の1チームで、08年の創部以来、都市対抗を含む2大大会に初めて臨む。復活組では王子(東海・愛知)の5大会ぶりが最長。4月の熊本地震の被害を乗り越えたホンダ熊本(九州・熊本)を含む19チームが都市対抗に続く出場だ。
組み合わせ抽選会は10月6日に大阪市北区の毎日新聞ビル「ハートンホール」で行われる。【野村和史】