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 沖縄県議会は27日、沖縄本島沖に米軍の攻撃機AV8ハリアーが22日に墜落した事故を受け、米国への抗議決議と日本政府への抗議の意見書を全会一致で可決した。原因究明や再発防止を求めたほか、墜落したのが沖縄の所属ではなく、米軍岩国基地から来ていた「外来機」であることも問題視し、「外来機の沖縄への飛来を制限すること」を要求に盛り込んだ。

 抗議の決議と意見書は、1999年にも嘉手納基地内でハリアーが墜落炎上した事故に触れ、「またしても事故が発生したことは遺憾」と批判。日米両政府に対し、原因究明や再発防止策の徹底、その間の同機種の飛行中止などを求めた。また、事故が米軍の訓練区域内で発生したことも踏まえ、「広大な訓練水域・空域の見直しを行い、返還を推進すること」も求めた。