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【プロ野球】

ソフトバンク、痛恨サヨナラ負け かすむV3

2016年9月27日 紙面から

ロッテ−ソフトバンク 1死満塁、鈴木にサヨナラ打を浴び、うなだれて引き揚げるスアレス(手前)=QVCマリンで(佐藤雄太朗撮影)

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◇ロッテ3−2ソフトバンク

 ロッテがサヨナラ勝ち。0−2の七回に中村の6号2ランで追い付き、延長10回1死満塁で鈴木が中前打を放った。4番手の南が5勝目。ソフトバンクは延長10回にバント処理の失策が響いて2連敗。5番手のスアレスが6敗目を喫した。

   ◇

 今季139試合目に喫した痛恨のサヨナラ負けで、リーグ3連覇は大きく遠のいた。工藤監督は「(全部勝つという)その気持ちに変わりはない」と疲れ切った表情で話したが、救援陣が乱れての2連敗で後がない窮地に追い込まれた。

 3回までに2点をリードし、14日ぶりの先発だった摂津も6回途中まで無失点と好投。ここで勝ちきれないのが、終盤戦のソフトバンクだ。7回は3番手の岩崎が先頭の細谷に内野安打を許し、中村には甘い直球を左翼席への同点2ランとされた。

 リードを吐きだした岩崎は「失投でした」とうなだれたが、誤算は続いた。5番手スアレスが登板した延長10回無死一塁では、猛然と前進した内川がバント処理で球をこぼし、拾ったスアレスが一塁へ悪送球。無死二、三塁と傷口を広げた。

 一塁走者の二塁封殺を狙った守備について、工藤監督は「ああいうシフトで1点もやらないということ」と話したが、攻撃的な守備に生じたほころびは繕えなかった。満塁策を選択したが、1死後に鈴木に中前にサヨナラ打を運ばれた。

 QVCマリンの電光掲示板に試合速報が流れていた日本ハムは敵地でオリックスに勝利。工藤監督は「目に入るけど、自分たちの野球をして勝つことしか考えてなかった」と話したが、本来の強さは影を潜めた。早ければ27日にもV逸が決まる。 (山田孝人)

 

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