ダルビッシュ弟に有罪判決、懲役2年4月執行猶予5年

2016年9月27日10時21分  スポーツ報知
  • 判決審を終え、大阪地裁を後にするダルビッシュ翔被告

 無料通信アプリ・LINE(ライン)を使って野球賭博をしたとして、賭博開帳図利と常習賭博の罪に問われた大阪府羽曳野市の自営業・ダルビッシュ翔被告(27)に対し、大阪地裁(橋本一裁判長)は27日、懲役2年4月、執行猶予5年の判決を言い渡した。求刑は懲役2年6月だった。翔被告は米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)の実弟。

 翔被告は午前10時、黒のスーツに白のワイシャツ、赤紫のネクタイ姿で入廷。一礼して着席し、口を固く結んで約5分間、最後の証拠調べを聞いた。橋本裁判長に促されて証言台の前に立ち、「何か付け加えたいことはありますか」と問われたが、毅然(きぜん)とした口調で「大丈夫です」と答え、判決を聞いた。

 起訴状によると、翔被告は昨年5月、日本のプロ野球と米大リーグの試合で、客に1口1万円で勝敗を予想させて無料通信アプリLINEを用いて計約940口の申し込みを受け、自らも賭けたとされる。翔被告は常習賭博罪については認めたが、胴元だったとする賭博開帳図利罪は否認していた。

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