やさしい献立

コラム知っておきたい
身近な食材をおいしく食べるワザ

6月号 / 第9回 身近な食材をおいしく食べるワザ ~たこ~

2016

切り目を入れるか、やわらかく煮ます

たこは弾力があって噛み切りにくいので、食べるときには注意が必要な食材です。そこで、高齢者にも食べやすい、ひと工夫のワザをご紹介します。

●そぎ切りにして、周囲に切り目を入れる
 5mm厚さのそぎ切りにし、縁に切り目を細かく一周入れます。こうすると、噛み出すきっかけができて食べやすくなります。これでも食べにくい方は、そぎ切りにしたたこの中心部分も包丁の先で突くとよいでしょう。

●叩いて繊維を壊す
 たこをすりこ木などで叩き、繊維を壊して身をやわらかくします。前の項で紹介したワザと併用すると、より食べやすくなります。

●長時間煮てやわらかくする
 ゆでだこを加熱する場合、短時間加熱では、身が締まってかえってかたくなる場合があります。そのため、加熱するときは、長い間火を入れてやわらかくしましょう。目安としては、菜箸がすっと通るくらいです。先のとがった竹串では、案外すっと通ってしまい、高齢者にはかたいことがあるので、それより太い菜箸で確かめましょう。たとえば、たこのトマト煮やさくら煮(たこを酒、しょうゆ、みりん、砂糖などで煮た料理)などの料理で長時間煮込んで召し上がってください。

監修:山田晴子 やまだ・はるこ
1986年日本女子大学大学院修了。栄養士。介護食アドバイザー通信講座などで指導を行っている。研究分野は、高齢者・小児歯科栄養学。
監修:荻野恭子 おぎの・きょうこ
料理研究家として、教室主宰や講演会など幅広く活躍。海外の食文化への造詣も深い。96歳の実母の食事情から、実生活で生きる介護食のアイデアも豊富。

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