やさしい献立

コラム知っておきたい
身近な食材をおいしく食べるワザ

1月号 / 第4回 身近な食材をおいしく食べるワザ ~えび~

2016

繊維を断ち切ったり壊したりして噛み切りやすく

えびは、加熱すると赤く色が変わるため、祝いの席に華やかさを添えてくれる食材です。ぷりぷりとした食感が特徴で、日本人が大好きな食材のひとつでもあります。しかし、加熱すると身が締まって固くなり、噛み切りにくくなるのが難点です。そこで、覚えておくと重宝する、調理のワザを2つお伝えします。



●包丁で叩いてミンチ状にする
ひき肉が食べやすいのと同じように、えびも包丁で叩いてミンチ状にすると、食べやすくなります。叩いてミンチ状にしたえびは、丸めてだんご状にすると、汁ものや鍋ものの具などに使えます。だんごを作るときは、一緒に卵白を混ぜると、ふわっとして口当たりがよくなるので、ぜひお試しください。ミンチ状のえびは、丸めるだけでなく、春巻きやあんかけの具にするなど、さまざまな料理にも使えます。

●繊維を断ち切る
身の厚みを薄くし、えびの繊維を断ち切ると、噛み切りやすくなって食べやすくなります。その方法は、まず腹開きか背開きにして身を薄くしてから、さらに横方向に数か所切り目を入れます。身を開いたら、包丁の腹で叩いて身をつぶすようにして、繊維を壊す方法でもよいでしょう。このように下処理をすると、一尾のままでも使うことができるので、えびフライやえびの天ぷらなどが噛み切りにくいと感じていた人もおいしく食べることができます。

監修:山田晴子 やまだ・はるこ
1986年日本女子大学大学院修了。栄養士。介護食アドバイザー通信講座などで指導を行っている。研究分野は、高齢者・小児歯科栄養学。
監修:荻野恭子 おぎの・きょうこ
料理研究家として、教室主宰や講演会など幅広く活躍。海外の食文化への造詣も深い。96歳の実母の食事情から、実生活で生きる介護食のアイデアも豊富。

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