やさしい献立

コラム知っておきたい
身近な食材をおいしく食べるワザ

7月号 / 第10回 身近な食材をおいしく食べるワザ ~モロヘイヤ~

2016

ゆでて刻んで、粘りととろみを出しましょう

モロヘイヤはゆでると独特の粘りが出るため、ほうれん草のように葉が薄くて上あごに張りつく心配はありません。栄養価も高いので、ぜひ積極的に食べてほしい野菜です。しかし、比較的新しい野菜でなじみが薄いため、あまり口にしない方も少なくないでしょう。そこで、モロヘイヤの粘りをじょうずに出す方法から活用法までをお伝えします。


●やわらかくなるまでゆでて、とろみを出す
 モロヘイヤは生でも食べられますが、ゆでて食べることが多く、ゆでることでとろみが出ます。根元のほうの茎は筋張っていて固いので破棄しますが、葉がついている部分の茎は細かく刻めば食べられるので、葉といっしょに鍋に入れ、葉も茎もやわらかくなるまで、長めにゆでましょう。

●細かく刻んで、粘りを出す
 ゆでたモロヘイヤは、包丁で細かく刻むことで、さらに粘りが出ます。このままおひたしにするほか、ツナやしらすなどを加えるのもおいしいです。また、その粘りが食材を包み込んでまとめてくれるので、ぽろぽろしたりパサパサしたりして食べにくいひき肉や鮭のほぐし身などの食材も、いっしょにあえることで食べやすくなります。
 刻んだモロヘイヤは、スープのとろみづけにも役立ちます。洋風やエスニック風の味つけにも合うので、トマトを入れたりスパイスをきかせたスープに加えるのもおすすめです。また、めんのつゆに加えればつゆにとろみがつくうえ、つゆがめんや具とからまりやすいという利点もあります。

監修:山田晴子 やまだ・はるこ
1986年日本女子大学大学院修了。栄養士。介護食アドバイザー通信講座などで指導を行っている。研究分野は、高齢者・小児歯科栄養学。
監修:荻野恭子 おぎの・きょうこ
料理研究家として、教室主宰や講演会など幅広く活躍。海外の食文化への造詣も深い。96歳の実母の食事情から、実生活で生きる介護食のアイデアも豊富。

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