やさしい献立

コラム高齢者の食事についてアドバイス

先生: 山田晴子 やまだ・はるこ
1986年日本女子大学大学院修了。栄養士。介護食アドバイザー通信講座などで指導を行っている。研究分野は、高齢者・小児歯科栄養学。

7月号 / 第10回 教えて先生 高齢者の栄養のこと 〜ビタミンE〜

2014

体をさびつかせない食事をしていますか?

ビタミンEは、老化の原因のひとつである酸化を防ぐ作用があるため、注目を集めている栄養素です。

老化は、活性酸素という物質が原因のひとつといわれています。活性酸素は、本来、侵入してきた細菌などをやっつける働きがあり、私たちの体にとって必要なものです。しかし、多すぎると正常な細胞までも攻撃して酸化させ、老化や動脈硬化といったさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。

このような悪い状態になる前に、それを防ぐ働きがあるのがビタミンEです。ビタミンEは、細胞が酸化される前に、自らが酸化の身代わりになり、酸化を防ぐ働きがあるのです。

ビタミンEは、アーモンドなどの種実類や植物油、うなぎのかば焼き、ニジマス、モロヘイヤ、菜の花などに豊富に含まれています。

たとえば、ほうれん草のおひたしやかぼちゃのサラダにスライスアーモンドをふりかけるのはいかがでしょう。高齢になるとやわらかいものばかりを食べがちなので、歯ごたえのあるアーモンドを加えることで咀嚼も促すことができ、一石二鳥です。また、ビタミンEは油といっしょにとると吸収がよくなるので、いつもは煮ているかぼちゃを炒め煮にするのもよいでしょう。高齢になると油をあまり使わない食事になりがちですから、油の補給にも役立ちます。

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