◆クレーム殺到、掲載6日で動画削除は表現弾圧か?

鹿児島県志布志市がインターネット上に公開した、地元特産「鰻」のふるさと納税PR動画に対し、「性差別だ!」というクレームが殺到し志布志市は「ウナギ養殖業者に被害が及ぶ」として26日に動画の削除を決めた。

当該の動画は、ウナギを1人の少女に擬人化し、娘のように大事に育てていることを表現したPR動画だ。見る人によって賛否の分かれる「ブラックユーモア」的な表現ではあるが、果たして本当に「性差別」動画なのだろうか?志布志市の元動画は削除されてしまったが、YouTube上ではユーザーの手によって再掲されているので、ぜひ各人の目で確かめてみて欲しい。

◆志布志市ふるさと納税PR動画「UNAKO」(再掲)

出典 YouTube

◆SNSで擁護の声「まるでIS、ファシズム化した表現弾圧」

SNS上では、批判の声もある中で「表現の自由への脅威」として、フランスでの「イスラム風刺」画家殺害・弾圧に通じるファシズムだから、削除すべきでないと擁護する声も上がっている。

「フェミニズムのファシズム化。表現の自由を脅かす深刻な問題」

出典 https://twitter.com

◆「本質を理解しない揚げ足取りの方が恐ろしい」

「この動画から<性差別>を思い浮かべる想像力が異常」

出典 https://twitter.com

◆「うなぎ少女可愛い」「綺麗で良く練られた映像」

ウナギの養殖を表す「養って」というセリフや擬人化も許容できない、クレーマーに「とてつもなく論点がズレている」と、疑問を呈する声も。不快に思う人がいる中で、動画に好感を持つ人も一定数いる、という事実。賛否が分かれる表現は、そんなにもいけないことなのだろうか?

◆ 嫌いなものは潰す、表現の自由を自ら脅かす国民性

今回の動画は、テレビCMなどではなく、WEB上に置かれたプロモーション動画だ。つまり、誰もが、それぞれの判断で見る・見ないの選択をできる。極論を言えば「不快に思う人は見なければいい」映像だ。

今年(2016年)の4月に国連で「表現の自由が脆弱な国」として報告された日本。政府からの圧力という点で語られがちだが、少しのブラックユーモアも許容できない国民性こそが、もしかすると最も表現の自由を脅かす存在なのかもしれない。

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時事・社会問題、ビジネス、エンタメを得意とする専業WEBライター。

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