横浜点滴殺人 トラブル続出だった大口病院の“隠蔽体質”
「病院側の危機意識が低かったのも気になります」とは地元のジャーナリストだ。
「4階では18日から八巻さんとは別に3人の老人が死亡した。そのうち20日に死亡した90代の女性は点滴を受けなかったものの、18日に死亡した80代の男性2人は点滴を受けていた。もしこの2人が異物混入で亡くなっていた場合、詳しい死因を調べればもっと早く事件に気づいたはず。病院の対応が遅すぎたかもしれません」
「病院の隠蔽体質が原因」との批判もある。すでに報じられているとおり、同病院では4月に看護師のエプロンが切り裂かれ、6月に患者のカルテが抜き取られた。8月には看護師が飲もうとしたペットボトルに漂白剤らしきものが混入されていた。
その一方で、7月上旬、横浜市に「看護師のエプロンが切り裂かれた事件があった」、8月中旬に「12日、病院スタッフの飲み物に漂白剤と思われるものが混入し、飲んでしまって唇がただれた」とのメールが送信された。発信者は同一人物だ。