やさしい献立

コラム高齢者の食事についてアドバイス

先生: 山田晴子 やまだ・はるこ
1986年日本女子大学大学院修了。栄養士。介護食アドバイザー通信講座などで指導を行っている。研究分野は、高齢者・小児歯科栄養学。

1月号 / 第4回 教えて先生 高齢者の栄養のこと 〜カルシウム〜

2014

カルシウムをとろうと意識をしていますか?

高齢の方にとってのカルシウムの役割は何だと思いますか? それは、骨密度を維持することです。骨密度は、骨の強さや詰まり具合をみるもので、加齢とともに減少することが確認されています。今から骨の形成に必要なカルシウムをたくさんとったとしても、残念ながら骨密度が上がることはありません。しかし、「維持」には必要不可欠なものです。

維持しなければならない理由はただひとつ、骨折しないためです。一度骨折してしまうと、加齢とともに回復力はどうしても弱まりますから、長い間ベッドに寝ていることになります。すると足腰が弱くなり、ひいては寝たきりにつながってしまうのです。

それを防ぐためには、カルシウムが多く含まれている食品をしっかりとり、骨を強くしておくことが大切です。年を重ねると食が細くなって食事の量が減り、それに伴ってカルシウムの摂取量も減りがちですので、意識してとるようにしてください。

最もおすすめの食品は、牛乳です。カルシウムの吸収率がよく、手軽に摂取できるのが、その理由です。ヨーグルト、チーズ、骨ごと食べられる鮭やさばの缶詰もよいでしょう。

こうした食品のほか、調理法に工夫をするのも手です。たとえば、小あじを丸ごと揚げて南蛮漬けにしたり、みそ汁にすりつぶした煮干しを加えたりしてみてはいかがでしょう。にすりつぶした煮干しを加えたりしてみてはいかがでしょう。

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