先日、けっこういい歳の青年に「僕、DTなんですよ」と告白されました。そう言われたところでどうすればいいのかさっぱり分かりませんが、和久井から言えることは「まあ頑張ってね」です。
久しぶりにDTについて考えたなあなどと思っていたら、この度、たいへんな少女マンガが登場しました。『ぼくの輪廻』です。
ひと言で言うと、「おっぱいで頭がいっぱいになった『バクマン。』です。
表紙でいきなり「巨乳より大事な原稿などない…!」ですよ。少女マンガになにが起こったんですか。
主人公はDTのイケメン新人漫画家・乃木。そして彼が描いている作品は、僧侶・英賢が主人公の歴史ものです。英賢もやはりDTですが、ふと知り合った巨乳のヤイ、英賢の同僚の両珍と誤解ありすれ違いありのエロエロ三角関係が描かれていきます。
そして乃木は、自分の見た夢を作品にしているのですが、これは実は自分の前世なのです。英賢の生まれ変わり、ヤイは巨乳アシスタントの室伏さん、両珍は乃木の親友・連城の生まれ変わりです。乃木は、自分の前世で起きた話をマンガにしているんですね。ストーリーは、英珍の物語と、乃木の物語がクロスして進んでいきます。2人の共通点は、DTであること、目の前の巨乳に悩まされ、頭がいっぱいになっていることです。
消しゴムをかける室伏さんの巨乳が細かに揺れているとか、とにかく単行本1巻まるまる巨乳ネタでいっぱいです。おっぱいでいっぱい。
そして、さすが少女マンガ。僧侶と言えば男色です。そう、作中マンガでは、英賢と両珍のおちゃめなボーイズラブ風シーンもあるなど、サービスもバッチリ。
そして、乃木と英珍の巨乳で頭がいっぱいになったアホッぷりが切ないです。 「男の人って生きるのたいへんなんだなあ……」 と感心します。 そのおかげで原稿が進まないとか、ホント女子には想像ができません。
それにしても、この作者さん、前作はドラマにもなった『ぴんとこな』で、歌舞伎がモチーフでした。その次に選んだモチーフが巨乳って、いったい何が起こったんですかね。
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