「今年こそ韓国人はノーベル賞を受賞できるのか」。これは毎年、9月中旬過ぎから韓国で話題になるテーマだ。
毎回のようにノーベル賞受賞者の発表に沸く日本とは対照的に、韓国はいつも意気消沈する結果に終わっている。これまで韓国人でノーベル賞を受賞したのは、2000年の金大中大統領の平和賞が唯一。近隣諸国の受賞ニュースを目の当たりにして、“ノーベル賞コンプレックス”に苦しんでいる状態だ。
文学界はノーベル賞どころか醜態が明らかに
今年もすでにノーベル賞に関連する記事が上がっているが、不安ばかりが先行している印象。「春樹ノーベル文学賞有力…浮かれる日本、沈鬱な韓国」という記事を掲載した『文化日報』では、村上春樹が有力であることを論じながら、こう展開している。